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皇后・雅子さま、キャサリン妃の装いに個性とお国柄が「ロイヤルの象徴・ブルーの着こなし」

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③皇室・王室の共通点、ご一家コーディネートの基本もブルー


実はブルーは、皇后・雅子さま、キャサリン妃ご自身の愛用カラーなだけでなく、それぞれご一家のテーマカラーでもあります。
仲睦まじいお姿は、ファミリーのリンクコーディネートにも表れているのです。

【天皇皇后ご一家】パステルトーンのグラデーションに清楚な気品が

2018年2月12日、東京都港区・東宮御所の談話室にて。写真/宮内庁提供

3年前、天皇陛下58歳のお誕生日に公開されたご一家のお写真です。
落ち着いたトーンのブルーのニットをお召しの陛下を中心に、皇后・雅子さまはスモーキーなペールブルーに白、お得意のスカーフで華を添えられたコーディネート。愛子さまは最も明るいブルーのアンサンブルニットで若々しさを。
同じブルーでリンクさせながら、お立場に合わせてトーンを変えていらっしゃる高度なファッション。決して派手ではなく、落ち着きと清潔感、知性と品格のあるスタイルは、日本のお手本です。

【ケンブリッジ公爵家】写真映えも考慮された華やかなスタイル

キャサリン妃のドレスコート、ワンピース:共にキャサリン・ウォーカー 写真/Press Association/アフロ

2016年、ケンブリッジ公爵ご一家がカナダを公式訪問された際のお写真がこちら。
外遊では訪問先のフラッグカラーを意識されるのはもちろんのこと、ご一家の定番カラー、ブルーで統一されることもしばしば。

キャサリン妃の王道ご公務スタイル、ドレス&ドレスコートのアンサンブルを中心に、ウィリアム王子のネクタイも同色、お子様たちのお洋服はパステルカラーのブルー。
天皇陛下ご一家とカラーバランスが異なるのも、髪の色や、各国の文化や価値観などの違いによるものです。

このように、皇后・雅子さまとキャサリン妃、またご一家でブルーを基調としたファッションが多く見られます。
最も清潔感があり、万人に親しみや信頼を与える色は、歴史や文化が違っても世界的に共通するロイヤルカラーなのです。

第2回 パールのジュエリーに続きます

文/にしぐち瑞穂
構成/片岡千晶(編集部)

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