ただ頑張ることが時代錯誤だと言われる理由4:頑張ろうとしなくても、好きなことはやってしまうから


自分が「頑張っている」と思っている時というのは、ある意味、「無理をしている」ことが多いものです。なぜなら、好きなことをやっている時には、「頑張っている」とすら思わないからです。むしろ、楽しくやっているうちに上達している、なんてこともあるもの。
そして、好きだから、頑張る気がなくてもやってしまうものこそが、自分にとって“向いていること”でもあるのです。

人生には、いくつもの「生き方」「やり方」があります。もし、「がむしゃらに頑張る=無理する」必要があることであれば、それは止めて、方向転換をしたほうがいいこともあります。
例えば、事務作業は向いていないけど、体力を生かすことは得意な人はいます。集団の中で働くのは苦手だけど、1人での作業は孤独を感じないで楽しめる人もいます。
「無理していること=向いていないこと」と考えて、もっと自分に合っていることをやると、自分らしく、楽に生きていけるのです。

「いい歳になって、“自分探し”は格好悪い」なんて思う人もいますが、まだ自分にとって好きなこと、向いていることが分かっていない人は、それを見つけることは大切なこと。なぜなら、“人生において重要な課題”だからです。
誰もが「幸せになること」が、“生まれてきた意味”だといっても過言ではありません。今、辛くて仕方ないのであれば、やり方が間違っていることも多いもの。だから、もし、幸せでないなら、「これをやっていると、幸せな気持ちになれるもの」を見つけたほうがいいのです。

基本、「好きなこと=向いていること=能力を磨きやすいもの」です。そうしたら、すぐに職業にすることはできなくても、趣味で楽しんでいるうちに技術が身に付き、いつの間にかプロ顔負けの能力になっていることもあるもの。
だから、「無理して頑張ること」が必要ではなく、「好きでたまらなくて、ついやり続けてしまうことを見つけること」、そして「(自然と)その能力を磨くこと」が、幸せになるためのポイントとなるのです。

 


根性よりも、知性と内面的な成熟が大事!


ここまで、「がむしゃらに頑張ることが時代錯誤」だと言われる理由を4つ紹介しました。「頑張れ!努力しろ!辛くても耐えろ!」という考えは、もう「時代に合わない」と言っても過言ではありません。
だからといって、「頑張ることが悪い」と言っているわけではありません。ただ、「無理をする」よりも、「結果を見通す目がある」「トータル的に物事を見ることができる」「本当の愛を抱いている」「好きなものを楽しんでいる」から、がむしゃらに頑張らないけど、うまくいくほうが幸せでしょう。
現代は、根性よりも知性、そして、内面的な成熟が求められるものなのかもしれませんね。
 

前回記事「「無理に好きな人を作らなくていい」最近の若者が恋愛しない5つの理由」はこちら>>

 
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