2月13日夜に発生した福島・宮城地震で、福島県いわき市では震度6強を記録。建物の外壁の一部が落下するなどの被害が出た。写真:ロイター/アフロ

福島県と宮城県を中心に震度6強の激しい地震がありました。地震は本当に嫌なものですが、日本は地震大国ですから、一定頻度でこうした大きな地震が発生します。

 

筆者は宮城県仙台市の出身ですが、宮城県は地震による被害が多い地域のひとつです。2011年の東日本大震災はもちろんのこと、1978年にも極めて大きな地震(宮城県沖地震)がありました。幸いにして津波は発生しなかったことから、世間の記憶にはあまりないかもしれませんが、建物の全半壊が7400戸に達するなど大きな被害をもたらしました。マンションなどで「新耐震基準」という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、建築基準法の新耐震基準が作られたのは、宮城県沖地震の被害があまりにも大きかったからです。

筆者は小学3年生の時に宮城県沖地震に遭遇しました。筆者の実家は宮城県沖地震に続いて、東日本大震災の直撃も受けたわけですが、奇跡的にも2回ともそれほど大きな被害を受けませんでした。しかしながら、家の中はメチャクシャでしたし、家を失った知人もいましたので、地震の恐ろしさは良く知っているつもりです。

実際に地震を経験したことで得られるノウハウというものもありますから、今回はそれをご紹介したいと思います。

家屋が倒壊してしまってはどうしようもないのですが、家の中でケガをしたり死亡するケースの多くは家具の下敷きになってしまうことです。今回の地震では、SNSで、倒れそうな家具を押さえたという話を見聞きしましたが、これはかなり危険な行為です(経験者として断言できます)。

家具や大型家電は何十キロもの重量がありますから、逆に自身が下敷きになったり、足に落としてケガをする可能性が高いです。被災直後は救急車などの手配ができませんから、なるべくケガを避ける必要があります。倒れた家具は後で直せばよいですから、基本的に放置すべきでしょう。

もっとも、震度6レベル以上になると、揺れの激しさは尋常でなく、部屋の中を歩くことすらできないと思います。筆者自身も机の下に入ろうと思いましたが、あまりの揺れと大音響で身動きが取れませんでした(感覚的には建物が倒壊すると感じました)。逆に恐怖心から家具にしがみつく人もいると思いますが、危険ですからやめてください。

 
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