40代からパリ生活を始めた無類の食いしん坊・井筒麻三子が、「のんびりゴロゴロしてても、美味しいものが食べたい〜」と考え出したレシピから始まった、お料理連載。ゆる〜っと簡単なのに、小洒落た美味しいものが作れるから、お料理が苦手な方、「今日の献立を考えるのが面倒」という時にこそ、ぜひ作って欲しいお料理が揃っています。

フランスの肉じゃが!? アッシ・パルマンティエの作り方_img0
 
 


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アッシ・パルマンティエは、日本でいうと肉じゃが的な(?)フランスの母の味。もともとは、ポトフなど煮込み料理で残ったお肉を最後まで美味しく食べるために、お肉を刻んで入れた味変アレンジメニューでもあったそう。

フランス語マジック(笑)で、「なあにそのお洒落な食べ物?!」と思うかもしれませんが、要はじゃがいもとひき肉を使った、大人も子供も好きなグラタン、と思えばとっかかりやすいかもしれません。基本的には下にひき肉の炒め物、上にマッシュポテトをのせて焼くだけ。ひき肉の炒め物は、トマトを入れたり入れなかったり、代わりにマッシュルームを入れたりと色々なヴァージョンがありますが、なるべく簡単に作れるようシンプル素材で、かつ水分を飛ばす必要がないトマトケチャップで作るのが、私的なこだわりです。塩の量を一応明記しましたが、味見をして調整してくださいね。

チーズは通常の溶けるチーズでOKですが、より美味しくしたい〜!と言う人には、コンテやグリュイエール、パルミジャーノ・レジャーノなど、コクのある美味しいチーズを使うのがおすすめです。ポテトもひき肉も火が通っているので、チーズに美味しい色がつけば、すぐ食べられますよ〜!

子供も大人も大好きな、フランスの芋グラタン


 材料(約4人分/27cm×17cmの耐熱皿1個分) 

じゃがいもピュレ
・じゃがいも 3個(約700g)
・牛乳 150ml
・バター 20g
・塩 小さじ1 1/2
・胡椒 少々

ひき肉炒め
・バター 30g
・にんにく 大2個
・玉ねぎ 大1 1/2個(約300〜400g)
・人参 小1本(約70〜100g)
・牛ひき肉 350g
・白ワイン 大さじ1
・トマトケチャップ 大さじ3
・ナツメグパウダー 少々(あれば)
・塩 小さじ1 1/2
・胡椒 少々

・溶けるチーズ(あればコンテなどがおすすめ!) 100g

 作り方  

1 にんにく、玉ねぎ、人参はみじん切りにしておく。

2 じゃがいもは皮をむいて1.5cmほどの輪切りにし、水から茹でる。

フランスの肉じゃが!? アッシ・パルマンティエの作り方_img1
 

3 2のじゃがいもが、菜箸を刺してスッと入るほど柔らかくなったら、ざるにあげて湯を捨て、また鍋に戻す。鍋の余熱で水分を飛ばしながら熱いうちにマッシャーなどで潰す。

4 3にバターを加えて混ぜる。さらに牛乳を加えて全体をよく混ぜ合わせ、塩、胡椒で味を整える。

フランスの肉じゃが!? アッシ・パルマンティエの作り方_img2
 

5 フライパンを中火にかける。バターを入れて溶けたら、ひき肉を加える。最初はそのままいじらずに加熱し、しっかり焼き色をつける。

6 5の焼き色がついてきたら全体をよくほぐし、1のみじん切りを加えてよく炒める。

7 6の野菜に火が通ったら、トマトケチャップ、白ワイン、ナツメグパウダー、塩、胡椒を加えて味を整える。

フランスの肉じゃが!? アッシ・パルマンティエの作り方_img3
 

8 7を耐熱皿に、平らになるよう移し入れる。

9 8の上に、4を広げる。

10 9の上にチーズを均一に広げ、220度のオーブンに入れて焼き色をつけたら出来上がり。

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「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエストも、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ!」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。
ではまた来週土曜日に、お会いしましょう〜!


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