習慣が固定しない原因。それは、やるべきことが明確に1カ所にまとまっていない、分散してしまっていることにあるのです。反対にいえば「あなたの今日やるべきことはひとつの箱に全部収まっているし、その箱はあなたの部屋のいつでも見える場所にある。あなたがやるべきは、箱の中をのぞき込むことだけだ」という状況をつくれば、習慣の継続はとても容易になります。

発達障害の著者が実践する「失くす」「忘れる」を激減させた超簡単メソッド3選_img3
 

エブリデイボックスはもともと、僕が毎日ちゃんと服薬するためのハックとして開発したものです。僕の家では、うつの薬は戸棚に、マルチビタミンは机の横に、喘息の薬はかばんの中に……と、飲むべき薬が方々に点在していました。結果、習慣が固定化せず、「毎日ひとつか2つの思い出した薬だけは飲んで、それ以外は忘却」の状態が続いていたのです。

 

持病が悪化して困った僕は、ひとつの大きな箱に薬やサプリメントをまとめてぶっこんでみました。こうしておけば複数のタスクを「毎日一度エブリデイボックスを見る」の一手に減らすことが可能です。

こうして毎日すべての薬を服薬する習慣を手に入れた僕は、ある日思い立ってそこに読みかけの本を放り込むようにしました。その結果、僕は毎日薬を飲むついでに本を箱から引っ張り出して読むようになりました。さらに調子に乗った僕は、フィットネスジムの会員証や勉強中の参考書、払うべき公共料金の請求書、返送するべき書類などもその箱の中に放り込むようになりました。結果、支払い忘れややるべき事務仕事の漏れが劇的に減りました。

あなたが1日にやれる習慣は箱ひとつです。しかし、そのたったひとつの箱はあなたの人生を確実に変えます。エブリデイボックス、ぜひ試してみてください。