皆さん、こんにちは。梅津奏です。


「わたしはー!髪をー!切りたいんだー!」

リアル知人の皆さま、「もうその台詞聞き飽きた」と思ったでしょう?

 

今、人生最長レベルに髪が長いです。ここ一年くらいの間で知り合った人には、すっかり「ロングヘアの奏さん」と認識されているようで。


違う、違うんです。私、ロングヘアの人じゃないんです。ボブとかショートとかの方が好きなんです…!

三年弱、髪を伸ばし続けている理由は、「ヘアドネーション」
仲良くしている職場の後輩にヘアドネーションについて教えてもらったのがきっかけです。

そろそろ切りに行けそうなので(そろそろと思ってからが長い、という説もあり。寄付する長さは31cm以上あることが望ましいそうです)、わくわくしている今日この頃。そんな訳で今日は、ヘアカットのシーンが印象的に使われている小説を紹介します。(いつにも増してネタバレ含みます。ご注意を!)


「ファーストラヴ」島本理生

 

第159回直木賞受賞作。主人公「由紀」は夫と一人息子と暮らす臨床心理士。世間では、女子大生が父をナイフで殺害したという事件が大ニュースになっており、由紀は容疑者の「環菜」から話を聞き、本を執筆するという仕事を受けることにします。

環菜に何度も接見し、ときに支離滅裂になる彼女の話を根気強く聴きとろうとする由紀。いつの間にか由紀は、環菜に起きたことと由紀自身の過去の経験をオーバーラップしていきます。


「そういえば、一度くらい長く伸ばしたのを見てみたいけど」
「長いのは似合わないって言われたことがあるから」


由紀はショートヘアがトレードマーク。理知的なキャラクター設定にぴったりの髪型ですが、由紀が髪を切るシーンを読んで、何かしらの思い出を想起する女性は多いのではないでしょうか。映画版では、北川景子さんが由紀を演じています。役作りの為に髪を切った北川さんの写真を見たときの衝撃といったら。ショートヘアで初めて雑誌の誌面を飾った、Voceの表紙写真は伝説だと思う。


「スプートニクの恋人」村上春樹

 

村上春樹さんの小説は全て好き(断言)。しいてマイベストを挙げるとすれば「ダンス・ダンス・ダンス」で、恋愛小説という勝手なくくりの中では「スプートニクの恋人」が一番好きです。


どうしたらケルアックの小説の登場人物みたいにワイルドでクールで過剰になれるだろうと、すみれは真剣に思い悩んでいた。両手をポケットにつっこみ、髪をわざとくしゃくしゃにして、視力はとくに悪くなかったのにディジー・ガレスピーみたいなセルロイドの黒縁の眼鏡をかけ、むなしく空をにらんでいた。


本作のヒロイン、「すみれ」が大好きなんです。荒々しいエネルギーに溢れていて、直情的で傍若無人で、理屈っぽい。そんな我が道をいくすみれが、「広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻」のように恋に落ちた相手が謎めいた女性、「ミュウ」。すみれはひょんなことから、ミュウが経営する事務所で事務員として働くことになり、彼女の差配でファッションを一新させます。もちろん、髪型も。


すみれは五時少し前にぼくのアパートにやってきた。それがすみれだということが、最初見たときはわからなかった。彼女はスタイルを一新していたからだ。髪はクールなショートカットにまとめられ、額に落ちた前髪にはまだはさみのあとが残っているみたいだ。


「はさみのあとが残っているみたい」っていうのがいいなあ。新鮮な毛先は、運を呼び込む気がしますよね。

 

冒頭の写真とこちらは、昨年秋に表参道駅にミモレの五周年記念広告を見に行った日のもの。ミモレブロガーの小黒悠さんとパンケーキ食べてから向かいました♪


 

「レインツリーの国」有川浩

 

有川浩さん、2019年に「有川ひろ」に改名されたんでしたね。

有川さんが書かれた、「図書館戦争」シリーズの大ファンです。読み始めたらもう止められない、読者の気持ちを引っ張っていくスト―リーテリングの技術は魔法のよう。読書習慣のない友人に本をおすすめするときは、有川作品を挙げることが多いです。

インターネット上の個人サイトで、懐かしい思い出のある小説について書かれた投稿を見付けた「伸(しん)」。サイトを運営していたのは、「ひとみ」という女性。オンライン上で本の感想について語り合う内意気投合した二人は、ついにリアルに会ってみることに。しかしひとみには、伸に知られたくない秘密を抱えていて…。


ずっと悩んでいたのですが、髪を切ろうと思います。自分のいいところは結局見付けてあげられなかったのですが、取り敢えず変われるところから変わりたいと思います。


ある理由から重たいロングヘアで顔を覆い隠していたひとみが、イメージチェンジするシーンです。いや~、伸くんグッジョブである。

髪型が軽やかになると、一緒に心も軽くなる気がします。髪の毛の重みによって守られているような安心感を得られるというのも、もちろんよくわかるんですけどね。

 


こんな感じでしょうか。
念願かなって美容院に行った暁には、こちらのブログでもご報告したいと思います~♪

トリートメントとかは苦手ですが、頭皮ケアは結構好きです。育毛剤を頭皮につけて、ukaのケンザンでマッサージ。ブラシは祖母にもらったブラシの平野のもの。次に使ってみたいのは、shiroの頭皮セラムですが、髪を切るのが早いか今の商品を使い切るのが早いか…。
〔ミモレ編集室〕でも人気のヘアライターさとゆみさん(佐藤友美さん)の。ヘアチェンジの前にイメトレ♪ミモレでの連載『さとゆみの「ドラマな女たち」ヘア&メイクcheck』も楽しみにチェックしています。