たしかに、白髪のご年配の方のなかには“アイボリー”に近い色味の方もよく見かけますよね。もちろん、それはそれで自然の美しさはあるものの、おしゃれなグレイヘアを目指す場合には日頃のお手入れが必須。また、グレイヘアは「質感も重要です」と伊熊さん。
「白髪は毛髪の内部成分が偏っていたり、水分自体も不足していたりするので、うねった毛であることが多いものです。ごわつきやすく、まとまりが悪くてツヤがないのに、美容院にも行かずに伸ばしっぱなしでは、それこそ、どこかの山から降りてきたヤマンバになってしまいます。トリートメントで髪を保湿・補修したり、ブローをしたりして、きちんと手をかけましょう」
グレイヘアに似合うヘアスタイルって?
色味・質感のケア加え、グレイヘアは年齢を重ねたからこその髪の特徴に合わせて、ヘアスタイルを考えてあげるといいそうです。
「40代以上の髪悩みに“ボリュームがない”ということもよく挙げられますが、グレイヘアこそ、毛量が少ないと貧相に見えてしまいます。分け目や頭頂はどうしても髪が細くなり、立ち上がりがペタンとつぶれて地肌が透けがち。美容院のヘッドスパなどで定期的に毛穴の汚れを取り、マッサージするなど、ケアを心がけたいものです。
白髪が多い人は、髪が硬く毛量のある人が多いといわれますが、40代以上になると髪の多い人でも、横には広がって多い割に頭頂がペタンとしている、ということもあります。
タテにも横にも毛量がたっぷりある人なら、どんな髪型も楽しめますが、毛量が少なかったり、トップのペタンコが気になるなら、マッシュショートやグラデーションの入ったショートボブが王道です。髪全体のシルエットがひし形になると、トップもボリュームアップして見えるので覚えておきましょう」
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