変わり始める令和の離婚事情


一方で最近は「むしろ子供のために、そんな状況を我慢するのはおかしい」と気がつき、「離活」を経て、離婚。自分らしく人生を送る人も増えてきています。

問題のある夫との離婚を決意し、自らの手で人生をリスタートさせた彼女たちはみな、口を揃えて「どうして今まであんな理不尽に耐えていたのだろう」といいます。

自分を身体的、精神的に攻撃してくる相手と離れるという決断をしたことで、実に自由にイキイキと過ごされている。そして皆さん、本当にたくましいです。

ひと昔前の「離婚してどん底……」のようなことは、以前よりは少なくなりました。

 

「我慢するしかない」と、いつまでも理不尽な扱いを受け続ける人生と、問題の本質に気がつき、新たな人生を自分の意思で切り開く人生。

 

この2つの生き方に差があるとするならば……。

それは、自分自身で「夫婦の問題の本質に向き合う覚悟」があるかどうかだ、と思っています。

その覚悟があれば「離婚=不幸」という世間の価値観にとらわれることなく、自分の人生を客観的に深く見つめ直すことができるのではないでしょうか。

また、「経済的な問題で、子供を育てながら自活していくのはどうしても難しい。なので、あと2年だけ、夫の横暴を我慢する」と、熟考の上決断した人もいます。

このように、問題の本質に向き合った結果、「結婚の継続」を選んだ方は、それはそれで離婚を決意した方と同じようにとてもスッキリされているのです。