こんにちは、ライターのさちこです。
最近では、ドラマ『リコカツ』がスタートしたりと、離婚にまつわる話題をメディアで目にすることが多くなりましたね。
私もシングルマザーを主人公としたアイルランドの映画『サンドラの小さな家』を観たり、この連載のため取材をしたりと、離婚が成立した後も相変わらず離婚に関して考える日々です。
さて今回は、「離活を制するものは人生を制する」と題して、様々な離活経験者への取材で分かった、離活に向かう時に重要な下準備&ゴール設定について書こうと思います。
・「離活」とは……婚活、妊活と同様に、離婚に向けた行動のこと
① SNSで離活仲間を作り、書籍やネットで情報収集、カウンセラーに相談も
離活にはゴール設定と綿密な計画が必要、と言われていますがそんなのは当たり前ですよね。私がここで改めて書くまでもないと思います。
もちろん離婚後の詳細な生活設計なしに、やみくもに離婚するのはおすすめしませんが、多くの方は「計画を立てている場合じゃない」ほどに感情的に混乱しているケースが多いのです。私もそうでした。
ですが、それは考えてみれば当たり前。
離婚を考えるということは、よっぽどのことがあったということですから。
浮気、暴言、DV、借金……。
配偶者や結婚制度に対する不満・違和感などが積み重なり、感情が乱高下しないほうが不自然です。
話を聞いた女性たちも皆さん、怒り・悲しみ・戸惑い・落ち込みなどの感情と向き合っていました。
ですが、怒りや悲しみなどのマイナスな感情を抱えたまま離活をスタートすると、「慰謝料をむしり取る」「復讐する」といったゴール設定になりがちです。
もちろんそれをゴールにすることが間違い、というわけではありません。
ですが多くの離婚に関する書籍にも、
怒りや復讐心から交渉すると、なかなか条件が決まらない
と書かれていました。
というわけで、やはりまずは怒りや不満とキチンと向き合うことが大事なのです。
離活OGの方々のお話を聞くと、ゴール設定の前に、とりあえずツイッターを使って離婚の情報収集や仲間作り、そして愚痴の発散をしている方がとても多いのに驚きました。
インスタグラムはキラキラとした日常を切り取ることに適していますが、ツイッターはよりリアルな愚痴や悩みを匿名でつぶやく人が多く、「離婚」「調停」「裁判」などリアルな場ではなかなか聞かないワードが頻出。
私自身も離活スタートと同時にアカウントを作成し、#離活 をつけて投稿し、大いに活用しました。
また、離婚に関する書籍と併せて、自分の感情と向き合うための書籍も複数購入。
そうして情報を収集していく中で、離活中にカウンセリングを受ける方が意外と多いことにも気が付きました。
そこで私も、弁護士の先生と詳細なゴール設定や計画を立てると同時に、カウンセラーの方と自分の感情のケアをスタートさせてみたのです。
自分の話を聞いてもらい、客観的に感情の分析をしてもらい、対処法も教えてもらいました。出費はかさみましたが、結果とても良い投資だったと思います。
もし現在、離婚をしたいと悩まれている方がいらしたら……ゴール設定よりも何よりも、まずご自身の不満と徹底的に向き合ってみるのもいいかもしれません。
そうすることでやっと「本当はこんな結婚生活がしたかったのに、相手がこの状態だから難しい」と客観的に見られるようになるのです。
そこから、次にどうするべきか、とゴールに向けた計画作りに進めたり、逆に「本当は離婚がしたいのではなかった」と気がつく方も多いのです。
幸せな離婚か不幸な離婚かは、ゴール設定が大切
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