先週、美容ジャーナリストの山崎多賀子さんが出演するSONOKOピンクリボン特別講演に行ってきました。

 

ご自身の闘病生活やがん検診の必要性など、山崎さんの講演は何度も拝聴しているのですが、毎回違う気づきがあるというか……タメになる話ばかり。

今では12人に1人の割り合いで乳がんになるといわれ、その数は年々加速し、9万人近くにのぼるそうです。乳がんの発見のピークは40代後半〜50代前半、決して他人事ではないんですよね。

山崎さんのトークショーの中で、とても印象に残った言葉がありました。

 

それは、「“装うチカラ”は大事」だってこと。

 

 

「手術のあと抗がん剤治療を始めたら、その影響で髪の毛、まつげ、まゆげなど、ありとあらゆる毛が抜けてしまったの。覚悟はしていたけど、やはりびっくりしちゃって。すると、今度は“どう見られているんだろう?”って、まわりの人の視線が気になるようになった。でもね、私は美容ジャーナリストという職業で、化粧品の効果やスゴさを知っているでしょ? ”装う”ことの大切さ。それを皆さんに伝えられれば、と。お化粧をするって、自分の気持ちがあがるだけじゃなく、周りの人たちへの気遣いでもあるんですよね」と山崎さん。

「たとえば、唇がガザガザしている人って、それだけでくたびれた印象になるし、まつげやまゆげ無しでも“囲み目メイク”をすれば、目にチカラが宿るんです。アンパンマンのようなチークを入れるだけで活き活き感が出てくるし(笑)、笑顔の回数が増えるんですよね」と。

 

確かに。でも、これって病気の有無に関係なく、当てはまることですよね。装うチカラって、自分もまわりの人もハッピーにさせてくれる、そういう不思議なチカラがあると感じています。「メイクレッスンは人気があるんですよ。SONOKOのBBクリームは肌色を明るく、そして健康的に見せてくれる優秀アイテム」という山崎さんのお墨付き。

 

講演後、少しお話する時間があったので聞いてみたんです。「今、お伝えしたいことは何ですか?」

すると、「私自身、なってみてわかったことですが、がんになっても手術や治療をすれば普通の生活にもどれるんです。人生80年でしょ、まだまだだもの。もしものとき……誰かの、何かの役に立てれば嬉しいんです。長い人生、楽しく生きなきゃね」と。女性として、人間として尊敬する先輩の言葉に、何だか胸が熱くなりました。

山崎さんはNPO法人女性医療ネットワーク「マンマチアー委員会」を発足し、定期的にイベントや講演会を開催していらっしゃいます。ご興味のある方は是非、足を運んでみてください。