HBO MAXが制作を発表した、SATCこと『セックス・アンド・ザ・シティ』のリブート版ドラマ『And Just Like That』。現時点ではサマンサ役のキム・キャトラルと、ヒロインのキャリーの夫となるミスター・ビッグを演じたクリス・ノースは出演しないことがわかっています。

主要キャラクターの不在にがっかりするファンが多い中、クリスが出演したTV番組『The Kelly Clarkson Show』で、自分のお気に入りのSATCのシーンを紹介していました。

近年はすっかりイケオジ化しているクリス・ノース(写真は2018年のもの)。写真:Splash/アフロ

クリスのいちばん好きなエピソードは、キャリーがビッグと交際スタート後、初めておならをしてしまう回。寝室で同じベッドに入っていたキャリーは恥ずかしくて布団の中に顔を隠すのですが、ビッグに「布団に入るとますます臭くなるよ」とからかわれてしまいます。いたたまれずに部屋を飛び出して、何食わぬ顔で再び夜に戻って来たキャリーに、ビッグは椅子にブーブークッションを置くといういたずらでイジり、キャリーは「このまま女として見られなくなり、セックスレスになったらどうしよう」と悩む、というストーリー。

「セックス・アンド・ザ・シティ」(シーズン2, 1999)より。写真:Everett Collection/アフロ

付き合いが長くなってきたカップルが必ず通るリアルな話だな〜、と身につまされるのですが、クリスがこの回が気に入っているのは「僕がおならのエキスパートだから」と言い、おならの音にまでアドバイスをしたそう。

もっとロマンティックでいいエピソードがいっぱいあるはずなのにそこに反応するなんて、男性はいくつになってもうんちなどの下ネタが大好き、というのはやはり本当なのでしょうか(笑)。

 

もうひとつのクリスのお気に入りは、キャリーとビッグがセントラルパークで、漕いでいたボートから池に落っこちるシーン。このシーンは一発でOKが出たそう。

「セックス・アンド・ザ・シティ」(シーズン3, 2000)より。写真:Everett Collection/アフロ

「SATCは良質なコメディ作品で、そこには素晴らしい瞬間がたくさんあるんだ」と、クリス。だったら続編にも出演してよ〜〜! と思ってしまいますが、クリスのファンが彼のインスタグラムで「ゴシップサイトのPage Sixではあなたが続編に出演しないと書かれていたけどほんとなの?」と質問したところ、「Page Sixが書くならきっとほんとなんだろうな」と、ウインクの絵文字付きでコメント。だけどその後、別のフォロワーが悲しみのコメントを投稿すると「すべては移り変わる。ボロ切れでの発表も含めてね」と、意味深なセリフで返信。

「セックス・アンド・ザ・シティ」(シーズン2, 1999)より。写真:Everett Collection/アフロ

この春から撮影が開始される予定のリブート版ですが、キャストに変更はあるのか!? これがクリスの単なるリップサービスではないことを祈ります。


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