クローゼットに並ぶアイテムの9割がベーシックカラーだというスタイリスト佐藤佳菜子さんに最近、きれい色ブームが到来!ここ数年きれい色ばかり着ているエディターの高橋との対談でその理由を探ります。
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もともとベーシックカラーばかり着ていたスタイリストとエディターが「きれい色」に目覚めたきっかけは?
高橋「かなちゃん(スタイリスト佐藤佳菜子さん)といえば、ベーシックカラー同士を合わせているのにスタイリッシュに見せるテクニックが冴える“色合わせの天才”と呼ばれていますよね。以前に、Zoom打ち合わせでクローゼットを見せてもらったときも、洋服のほとんどがベーシックカラーで統一されていて、さすが!と思いました」
佐藤「そうなんです。何枚かはきれい色の服を持っているのですが、手持ちの洋服のほとんどが黒、白、ネイビー、グレー、ベージュなどのベーシックな色ばかり」
これまでのスタイリスト佐藤さんのワードローブは大半がベーシックカラー
高橋「だから、最近きれい色ブームと聞いて少し意外だったんです」
佐藤「冬にかなちゃん(エディター高橋)に会ったとき、ピンクのコートを着ていたのを見て。きれい色ってやっぱりいいなぁと思うようになったんです。年齢を重ねるとどうしても自分自身に“色”が無くなってくるので、服で色を補うことは大人にとっては必要なことだなと」
高橋「それわかります!若いときは、若いだけで肌にハリもあるし、ハツラツとしていて人から発するエネルギーもありますよね。でも、年齢とともにどうしても肌はくすんでしまうし、若い頃のようなフレッシュさも減ってしまう。私がここ数年特にきれい色に夢中になっているのは、無意識にそれをカバーしたかったのが理由かも!それに、以前は鮮やかな色を着ると派手になりすぎたり、こってりとした印象になってしまったりするのがイヤで、ベーシックな色ばかり手に取っていたけれど、アラフォーになった今は、色と自分がケンカしづらくなった気がします」
エディター高橋がきれい色を着るようになったきっかけは?
佐藤「かなちゃんも以前はベーシックカラーをよく着ていたから、ネイビーやグレージュの人、っていうイメージがあったんだけれど、かなちゃんがきれい色にハマったきっかけは?」
高橋「ここしばらくは行けていませんが、もともと子供と海外のビーチリゾートに旅行をするのが趣味。リゾートに行ったら年齢とか体型とか関係なく、みんな思い思いに太陽の下に映える鮮やかな色を着ていていいなぁと思ったんです。それ以来、きれい色を着る気恥ずかしさが無くなって、もっと自由に楽しもうと思えて。きれい色をまとうと元気ももらえる気がするから、旅行用のワードローブも、普段用のワードローブも、きれい色がグッと増えました」
有名なドイツのファッションジャーナリストAnnette Weberさん(左から2番目)のインスタグラム。
高橋「最近よくチェックしているインスタグラムが@nettiweberなのですが、きれい色のコーディネートを気持ちいいくらい楽しまれていて。これくらい自由に色を取り入れられるようになったら素敵だなと思っています」
スタイリスト佐藤佳菜子さんが提案するきれい色コーディネート集
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