ファッショントレンドのカジュアル化、ステイホームによるおうち時間の増加などにより、どんどんリラックス感があり着崩した服装が人気となっている昨今。カジュアルなスタイルよりも、きれいめで上品なスタイルが好みのスタイリストとエディターが今改めて「コンサバスタイル」に向き合い、その魅力を紹介します。
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タイトスカート×ピンヒールのコンサバスタイルは今でも通用する?
高橋「今、多くの人のファッションがカジュアル化している理由は、会社のドレスコードが以前ほど厳しくなくなったからとか、着ていてラクチンだからなど、いろいろあると思うのですが、コンサバスタイルよりカジュアルな服の方が、手っ取り早くおしゃれな感じに見せられるからだと思うんです」
佐藤「確かにそれはそうかも。ショップに並ぶ服のほどんどが、今トレンドのゆるっとした雰囲気のものばかり。だからそれを着ていれば自然と今っぽく見えるというのはわかります」
高橋「そんな中でも、きれいめでコンサバな服装って、仕事の場ではきちんとしていて信頼できる印象に見えるからやっぱり好きだなと思うんです。それに、私自身カジュアルなスタイルが苦手だから、無理にカジュアルな服を着るのもイヤで」
佐藤「大人になったら自分の苦手なものに無理に挑戦しようとしなくていいと思う!自分で苦手だと思っているカジュアルスタイルを似合わせることに労力をかけるよりも、自分が似合うと思う服装をするのがラク!」
高橋「ですよね!だから、コンサバスタイルをこれからも貫きたいと思うのですが、ともすればどうしても古くさい印象に見えてしまうという悩みがつきまといます。たとえば、コンサバが好きだと言っても、10年以上前(?)に主流だった、ピタピタのシャツに、膝上のタイトスカート、そしてピンヒールというコーディネートを今も着たいわけじゃないんです。きれいめで、ベーシックで、コンサバな印象はそのままに、今っぽく見せたい、とずっと試行錯誤しています」
スタイリストに質問!10年前から愛用しているコンサバアイテムはある?
高橋「ちなみに、かなちゃん(スタイリスト佐藤さん)は、10年前から愛用し続けている服ってありますか?」
佐藤「クローゼットを見てみたのですが、黒の薄手でシンプルなカシミア素材のタートルネックニット1枚くらいしかなかったんです。シンプルなアイテムでも買い替えていました」
高橋「私もクローゼットを見てみたのですが……もしかすると10年前から着続けている服が一枚もないかも!シンプルな白シャツだったとしても、今のものとはシルエットが違っていて、タイトめなものは数年前にすべて処分してしまいました。超王道に思えるユニクロのアンクルパンツでさえ、数年前にウエスト位置が変わったときに、すべて買い替えました」
佐藤「それでいいと思う!コンサバスタイルでもやっぱり進化は必要。新しい服がないと、やっぱり新しいスタイルはできません。コンサバなテイストの服って、シャツとか、タイトスカートとか、ジャケット、シャツなど、ベーシックなものが多いから『まだ着られるでしょ!』と思うかもしれませんが、今っぽく仕上げたかったらずっと買い替えずに同じものを着続けているのはダメだということです」
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