先日、ニューヨーク在住の日本人クリエイターチームで、インディーズドラマの制作をしているDerrrrruq!!!(デルック)の皆さんとお話をする機会がありました。デルックの2作目となるドラマ『報道バズ』は、日本国内の11のビデオ配信プラットフォーム、アメリカとUKのアマゾンプライムで配信されています。

メンバーは、俳優の本田真穂さん、監督の川出真理さん、脚本家の近藤司さん。世代の違う3人で構成されるデルックのドラマの魅力は、女らしさや男らしさ、年相応、日本人らしさなど、社会に溢れる色んな固定観念と戦うキャラクターを主人公にしていること。観賞後は、誰しもが感じている「らしさの檻」から出る勇気が湧いてきます。
本田さんに、ニューヨークに住んでいることが心地よくなった時のことを聞くと、『自分らしくメイクを楽しめるようになった』と教えてくれました。

当時ニューヨークに来たばかりの頃、つきあい始めのパートナーが突然、自宅にくることになり、本田さんは「すっぴんだけど、ごめんね」と彼に言ったら、「すっぴんっていうか、自分の顔でしょ? なんで謝るの?」と心配されてしまった。日本に住んでいた時はメイクをしないで人に会うのは失礼だと思っていたことを振り返りながら、メイクをしている状態が普通で、していない状態はマイナスだと思っていた自分に気づいた瞬間だったそうです。日本とアメリカでは文化的な違いもあるので『メイクあり、なし』どっちが良い悪いということではなく、日常で起こった些細なやりとりから自分の内面を知った本田さんの感性は私に気づき与えてくれました。

メイクをしていない時はありのままの自分、している時はいつもより自信に満ち溢れた自分。スニーカーの時はありのままの自分、ヒールを履いた日はいつもより洗練された自分。エンパワーメントとしてメイクもファッションも楽しめたら、日々をより豊かに過ごせそうですね。
おウチ時間は、笑って、泣いて、ときにやるせない思いもするけれど、前向きになれる『報道バズ』ぜひチェックしてください♫
ここでは紹介しきれないニューヨークのライフスタイルトレンド、日々発見した生活を豊かにするアレコレをインスタグラムで発信しています♫ ご興味ある方はフォローしてください。
Comment