こんにちは。今日から5月ですね。週末、いかがお過ごしですか?

前回前々回と書いてきた介護保険ですが、今回はいよいよ要介護認定のお話です。
介護サービスを利用するため、地域包括支援センターで要介護認定の申請をした私。必要書類も少なく、近所で手続きできたことにとても驚きました。

お医者さんはどこで登場するのかしら?と思っていると、申請書に記入した主治医の先生のもとに、「主治医意見書」を書いて頂くよう自治体から依頼をしてくれるとのこと。念のため先生には事前に介護の認定を受けたい旨を伝えておきました。


私は勝手に、要介護認定のためには自分であちこちに出向いて、何らかの証明をもらったり、書類を提出したりしなければならないのでは……と多くのステップを想像していたので、あまりにもシンプルな内容に拍子抜けするほどでした。

当時の私。あまり出かけることはなかったのですが、たまには。我ながらなんだか幼いですね。


●「できる」「大丈夫」の認定調査

申請をすると、自治体から認定調査員さんが1名訪ねてきます。母が入院中だったので、病院に来ていただき、病室のベッドで母・私・調査員さんでお話しました。

看護師さんから事前に、とあるアドバイスがありました。
「ご本人は、『できる』『大丈夫』と言ってしまいがちなので、ご家族の方はきちんと、出来ないことを『出来ない』と伝えるようにしてくださいね」

介護認定の申請をすることに理解は示してくれていた母でしたが、やはり「介護」という言葉への抵抗感や、知らない人に対して身構える気持ちはありました。そんな中、認定調査が始まると……

「お風呂はお一人で入れますか?」
「手伝ってもらってるけど、一人で入れます」(いやいや一度も一人で入っていないでしょ…!)

「食事の仕度が自分でできますか?」
「簡単なものなら」(いやいや自分でしないでしょ…!)

突っ込みどころのオンパレードです。私も横から応戦しましたが、母が話すことを全否定する気持ちにもなれず、結局「できる」「大丈夫」のアピールタイムとなってしまいました。


●「大変」を伝えるって「大変」

私は当時、いや今もですが、「大変だね」「大変だったね」と言われると、否定をしたくなります。だって大変だったのは病気をしていた母だから。顔をしかめ、痛い思い、苦しい思いをしているのは母なのです。その姿を目の当たりにしている私は、どうしても自分が大変だと言われてしまうことに違和感がありました。

でも、多分同時に、「私の大変さを分かってもらえるわけがない」という気持ちもどこかにあったのだと思います。痛みに苦しむ母の背中を夜通しさすって、仕事中に立っていても眠くなってしまうことや、友人が結婚やキャリアアップをしていく中、27歳で時が止まっている自分の姿。

「大変」を伝えるって「大変」なんです。

私はいつの間にか、「大変」を伝えることをあきらめていたのだと思います。そんなことにうっすら、気づかされた1日でした。


調査員さんとの面談が終わると、審査が行われて結果が送られてきます。要介護度は「要支援」1~2、「要介護」1~5の全部で7段階。

届いた結果は「要介護1」。世の中にはもっと大変な人がいるという事実もまた、私に「大変」ということを主張させない理由でした。

 


さて、いよいよこの週末から連休ですが、今年もまた静かなGWとなりそうですね。読書にドラマにのんびり過ごそうと思います。

それでは皆さま良い週末を♪

(参考)
「サービス利用までの流れ」厚生労働省
「要支援・要介護の違い 要介護認定前に知っておきたい知識」LIFULL介護