捨ててもいい人間関係3:自分にとっての「正しさ」を押し付けてくる相手
誰もが、自分が正しいと思う方向に進めないとき、幸せを感じられなくなります。だからこそ、“自分にとって正しさを押し付け、従わせようとする相手”と関わってしまうと、こっちが我慢するしかなかったり、自分によっての正しさを脅かされたりしてしまうことがあるので、離れたほうがいいでしょう。
実は、自分にとっての「正しさ」を押し付けてくる人ほど、“争いを起こしやすい人”です。そういう人は、相手が考えている正しさを否定することが多いので、相手も自分の正しさのために抵抗してしまうことがありますしね。
今後ますます、コロナ、社会の在り方に関して、人によって「正しいと思うこと」は違ってくることが予想されます。現在は、色々な情報が溢れているので、信じる情報によって、解釈が変わってくるもの。また、どれだけ広い視野で物事を見られるかどうかによっても、「正しいと思うこと」は違ってくるものでしょう。
でも、それで「争うこと」が一番、愚かな行為だと言えます。「平和になることが大事!」と言いながら、平和を脅かしてしまいますしね。「愛と調和」というのは、相手を尊重し、お互いに折り合いをつけること。それがなくて、平和はありません。
たとえどんなに仲のいい友達であっても、自分とは違う正しさを押し付けてくる場合は、一旦、距離を空けたほうがいいでしょう。
もちろんきちんと対話ができる相手であれば、「自分の意見を言うこと」は、悪くありませんが、大概は、相手が「自分の正しさを押し付けてくる」時点で、視野が狭くなってしまっているので、分かり合える可能性は低いもの。もし言い争ってしまうくらいであれば、お互いのためにも離れたほうがいいのです。
実は、「自分の正しさを押し付けてくる人」と喧嘩しやすい人は、同じく「自分の正しさを押し付ける人」であることも多いもの。つまり、“似た者同士”なのです。
だから、私たちも、そんな人に出会ってしまったときは、たとえ同意はできないにしても、「そういう考えもあるのね」と聞き流せるくらいの人になったほうがいいのです。
結局、誰もが自分の人生は、自分で選び、それに伴う責任は、自分で負うことしかできません。だから、誰もが自分の正しさを人に押し付けることはせずに、「相手が選択するものを尊重する」という姿勢を持つことは大切なのです。
多くの人が、自分の信じている「正しいこと」を脅かす相手とは一緒にいられなくなってしまうもの。だから、必然的に、双方もしくは、片方が自分の正しさを相手に押し付けてしまう場合は、関係を切るしかなくなってしまいます。そうしたくないのであれば、お互いに意見が違っても、それも「良し」とした上で付き合っていける人でいることは大切なんですよね。
そもそも世の中には、100%の正しさなんてものは存在しません。人によっても正しさは変わってきますしね。
ここまで「捨ててもいい人間関係」について紹介しました。仕事での悩みですら一番多いのが「人間関係」だといわれるように、「残念な人との付き合いが、一番、日々の平穏を奪い、心を消耗させてしまうもの」だと言っても過言ではありません。
でも、幸か不幸か、今だからこそ、残念な人とは距離を空けやすくなっています。上手にこのチャンスを生かしましょうね。
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