夏の終わり頃になるとなんとなく肌色がくすんでいる、日焼け止めを塗っていたのについ「うっかり焼け」をしてしまった……。そんな失敗は誰でも経験があるはず。紫外線は美肌の大敵、ということはもはや常識ですが、正しいUVケアを実践できている人は意外と少ないかもしれません。話題の美肌研究家・ソンミさん曰く「日焼け止めまでがスキンケア」。彼女の透き通るようなハリのある美肌を見ると、その言葉にも説得力がありますね! 今回はソンミさん初のスキンケアブック「美肌は最高のジュエリー」から、夏本番を前に知っておきたい正しいUVケアをご紹介します。

 


日焼け止めまでがスキンケアです


日焼け止めを塗るまでがスキンケアであるということ、みなさんはご存知でしたか? 家で過ごす日も、外出する日も、予定や天気に関係なく、日焼け止めは365日、適正量を塗りましょう。なぜなら屋内にいても、雨の日でも紫外線量の約9割を占めるUV-A(紫外線A波)がじわじわ肌の奥に届いて、シワやたるみのもとになるから。“スキンケアは日焼け止めアイテムまでがワンセット”と覚えてください。

 

知っておきたい正しいSPFの考え方

SPFとは、日差しを浴びたときに肌に赤みや炎症を起こさせ、屋外での日焼けの原因となるUV-B(紫外線B波)を防ぐ効果指数のこと。1 ~50+の数値で表され、数字が大きくなるにつれてUV-Bに対する防御効果が高くなります。
SPF1は約20分の日焼け止め効果があるので、例えばSPF30の場合、20分×SPF30 = 600 分(10時間)防ぐことができるということ。なので日常生活はSPF25~30で十分です。

正しい日焼け止めの塗り方
1、日焼け止めを利き手でないほうの手の甲に出します。手の甲をパレットと考え、そこから顔にのせてのばしていきます。

手の甲をパレット代わりに、点置きしてからのばして。

2、利き手の薬指を使って少量ずつ顔に点置きしてから顔全体に広げます。日焼けしやすいTゾーンや頰の高い部分は、重ねづけするとより効果的に紫外線を防ぐことができます。

利き手の薬指で少量ずつ取り、顔全体に点置き。肌が隠れるくらいの量を目安にやさしくのばして。

3、目のまわりも焼けやすいので、薬指を使って塗ってください。小鼻や耳、耳の後ろも忘れやすいところなので要注意。自然なツヤ感と色みの日焼け止めクリームを重ね塗りするのがおすすめです。

Tゾーンや頰の高い部分、目のまわりは重ねづけ。
 
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