ファッションエディターの発田美穂さんがおざなりに扱いがちだけど、ないと困るアイテム「カーディガン」について語ります。
老けそう? ただの防寒? 婦人とカーディガンのちょうどいい関係。
半端な季節や真夏の冷房対策として便利なカーディガンですが、実は地味に難しいアイテムでもあります。実際、私もここしばらくカーディガンから離れていたのですが、昨冬に突然の“復縁”。焼け木杭に火がつきまして(照)、また蜜月がスタートしています。(誰?)
思うにカーディガンの難しさって、なかなかスタイリングの主役になりにくい、ということがあるように思います。どうしたって、「あくまでも羽織り」「朝晩の冷え込みのために念のため持っていくもの」といったところから抜け出せない。
ところが昨冬辺りから、どうにも可愛くて気になるカーディガンが増えてきまして、アタクシやっと、カーディガンを可愛く着る方法を見つけました! それは、“今まで脇役だったカーディガンに、スポットライトを当ててあげようキャンペーン!”です!(鼻息)えっとですね。つまり、カーディガンの難しいポイントを逆手に取りまして、出来上がったスタイリングに羽織ろうとするのではなく、カーディガンからスタイリングを考えてみたらどーじゃろか、と思ったわけです。ということでやってみました!
【おすすめカーディガン1】
デミリーの畔編みミドル丈カーディガン
畔編みの立体的な表情が気に入って買った、ベージュのカーディガン。そう!この日はこのコがコーデの主役です。ということで、インナーを白のTシャツとスカートで繋ぎ、カーディガンを引き立てるようにしました。中を同色で繋ぐこのスタイリングテク、縦のラインが強調されるので、実はスタイルアップ(見え)にもなるんですよねえ。なので私は、しょっちゅうこの“まやかし効果”に頼っています。
それから、もっと力技でスタイルアップを狙い、主役感を出すなら、やはりロングカーディガンを使わない手はありません!
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