人を愛せない男性の特徴2:劣等感が強い


劣等感の強い人は、そもそも自分自身をきちんと愛せていないので、人のことを愛せるだけの心の余裕がありません。
本来、自分を愛するというのは、「ありのままの自分を受け止め、成長を願うこと」です。それは、“不完全な自分”であっても、そのまま存在価値を認め、受け止めることです。本当の愛は“無償”なので、条件なんていりません。ただただ「自分を愛せばいいだけ」です。

 

でも、自分を愛せない人は、「この欠点が直らないと、自分を愛せない」「これができるようにならないと、自分を認められない」と、“条件付きの愛情”を自分に投げかけます。
そして、多くの人は、「自分に対してできることしか、人に対してできないもの」。だから、パートナーに対しても、“条件付きの愛情”しか与えられないのです。そういう愛情しか知らないからです。

でも、こういう劣等感を抱えている男性は、現代には多いもの。なぜなら、学歴社会で勝ち抜き、さらに資本主義の社会でエリートと呼ばれる職種に就ける人は一握り。本来は、学歴がどうであろうが、どんな職業についていようが、人それぞれに必ず価値はあるものですが、「弱肉強食の世界で、人よりも優れ、勝ち抜くことが、人としての価値」だと思い込んでいる人は、その一握りの“勝ち組”に入らない限り、劣等感を抱き続けてしまいます。
さらに、「人は人、自分は自分」と考えられずに、「オンリーワンより、オールインワン」を目指してしまうような人は、たとえ“勝ち組”に入ったとしても、さらに上には上がいるので、自分よりも優秀な人と自己を比べ、劣等感を抱いてしまっていることは少なくありません。
そういう価値観を持ち続けている限り、劣等感はついて回るものであり、そういう人は、自分を愛せるほどの愛情を、自分の内側に持っていないことも多いもの。だから、パートナーを愛せるほどの愛情が足りないのです。

さらに、劣等感の強い人は、パートナーからの愛情も素直に受け取れません。なぜなら、心のなかで、「こんなダメな自分が、愛されるはずがない」と思ってしまうからです。場合によっては、相手の愛情を何度も疑い、試すような行為をしてしまうこともあるでしょう。
だから、劣等感の強い男性と付き合うと、心が消耗してしまう女性は少なくないのです。

パートナー選びをするときは、「自分を大切にし、愛せている人かどうか」は見たほうがいいもの。ただし、一見、自分を大切にしているように見えて、内面は劣等感でドロドロしている人も少なからずいます。
だから、「自分ならではの哲学をきちんと持っている人なのか」というのをきちんと見たほうがいいのです。こういう人は、自分の生き方に納得できていて、「人は人、自分は自分」と思えるほどの精神的な成熟ができていることが多いので、軽やかでさっぱりした性格の人が多いでしょう。

現代は、世の中に流されて生きている人ほど、劣等感を抱きやすくさせる状況になっているため、自分を、そして人を愛せるようになるためにも、“自分なりの考え、哲学を持てるほどの知性”が必要です。これは学校で教えてくれることではないので、自分で学ぶしかないものなんですよね。

次に紹介するのは、意外と多くの人が見落としがちな「愛せない男性の特徴」です。