こんばんは。編集・川端です。「真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室」第58夜をお届けします。

今夜は、ペンネーム・パリ子さんからいただきました「コロナ禍の影響で心身ともに曇りがちの日々です。大好きな読書にも集中できません。でも、新しい本と出会いたい気持ちが沸々と。ぜひハッピーで前向きになれる、魔法のような本を教えてください」というリクエストにお答えしたいと思います。

終わりの見えないコロナ禍、長引く自粛生活のせいか、「明るい気持ちになれる本」「ポジティブな本」をというリクエストが最近とても増えているのを感じます。
私自身は、ほっこり心温まる物語よりは“壮絶な人生”や“心をえぐられるような心理戦”みたいな激しく心揺さぶられるタイプの小説が好みではあるのですが……(汗)、最近は、ほっとできるものを読みたい気分ではあります。

そんな心がちょっと疲れているときに、読むと元気になる本として最果タヒさんのエッセイ『「好き」の因数分解』をご紹介します。

人が好きなものについて熱く語っているのって、なんて元気が出るんだろう。そうなの!そうなの!私もそう思う!と参戦したい気持ちは、自分自身の愛くるしい部分を掘り起こしてくれる作用もある気がしています。

最果タヒさんのエッセイデビュー作『君の言い訳は最高の芸術』と、コンプレックスについて書いた『コンプレックスプリズム』も合わせてぜひ。

 


<今夜の勝手に貸出カード>


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<今夜のトピックス>
・好きを分解してみると
・Perfumeの素晴らしさを分解する
・宇多田ヒカルについて語り合いたい


【第58夜】好きを語ることは、自分の愛くるしさを見つけることでもある
 


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<次回>
5月26日(水)22時配信予定

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撮影/塚田亮平

 

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