こんばんは。編集・川端です。「真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室」第60夜をお届けします。

今夜は、今月30歳のお誕生日を迎えられるペンネーム・のどあめさんからいただいたリクエスト「30歳のころに読みたかったなと思う本は?」というご質問に答えたいと思います。

今夜の勝手に貸出カードは、鴻上尚史さんの『コミュニケイションのレッスン』にしました。

劇作家・演出家の鴻上尚史さんの著書は、気持ちがぐらぐらした時の拠り所として、お守りのように机の近くに置いています。

『コミュニケイションのレッスン』の中で、鴻上さんは繰り返し「コミュニケイションは技術だ」とおっしゃっています。つまり、練習や訓練で上達するもの。だから「コミュニケイションが下手なことは、あなたの人格とはなんの関係もありません」と。このフレーズに、私は何度救われたことでしょう。

うまくやれなかったなと思うことや人付き合いに直面したときに、自分には向いてない、だめな人間だと思わずに、このシーンは練習してない、この役は練習してないだけだから……と思えば気が楽に!

私は38か39歳くらいの頃にこの本を読んだのですが、もっと早く出会いたかったと思ったわけも含めて、鴻上尚史さんの金言の数々をご紹介します。

 


<今夜の勝手に貸出カード>


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<今夜のトピックス>
・今まで直面したことのないシチュエーションに放り投げられる30代
・下手なことと怯えて避けることは違う
・第一の輪、第二の輪、第三の輪


向いてないんじゃなくて、練習してないだけかもしれない【第60夜】
 


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<次回>
6月9日(水)22時配信予定

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撮影/塚田亮平

 

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