皆さんのいちばん好きな恋愛映画は何ですか? 私のオールタイムベストは、ここ数年ずっと、「きみに読む物語」一択。

恋愛映画の不朽の名作!「きみに読む物語」の知られざる6つの事実_img0
映画「きみに読む物語」(2004年) 写真:Everett Collection/アフロ

主役のノアを演じたライアン・ゴズリングを一躍大スターに押し上げたこの名作は、実話を元にした小説が原作。あるカップルの半生を描いたラブストーリーなのですが、こんな純愛を貫き通した夫婦がいるだなんて……と、バツイチで愛する人と離れてしまった経験がある私は、毎回鑑賞するたびに嗚咽するレベルで感極まってしまうのです。

2004年に公開されて以来、もはやアメリカでは恋愛映画のクラシックと言ってもいいほど多くの人に愛されてきたこの作品。定期的にネットニュースで取り上げられているのを見かけるのですが、今回は、この作品にまつわる意外な事実が紹介されていたので、そちらをシェアしたいと思います。

 


1. ライアン・ゴズリングが主役に抜擢されたのは「ハンサムではなかったから」!?


今や“セクシーな男優ランキング”で上位に入るほど人気のライアンですが、この作品で主役のノアに選ばれたのは、ニック・カサヴェテス監督が彼をハンサムではないと思ったからだそう。ライアンは2012年のUs Weekly誌のインタビューでこんなふうに答えています。「カサヴェテスに言われたんだ、『この役は君に演じて欲しい。なぜなら、君は他の若手ハリウッド俳優のようなタイプではないから。君はハンサムではないし、イケてもいない。君はその辺にいそうな普通の、ちょっと変わって見える男だ』ってね」。

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映画「きみに読む物語」より。写真:Photofest/アフロ

ライアン好きの私にしてみれば、ライアンがイケメンじゃないなんて、何てことを! と思ってしまいますが、たしかに、たとえばディカプリオとかティモシー・シャラメとかのいわゆるイケメン俳優がこの役を演じていたら、この映画のリアリティは失われてしまっていたかも。セクシーだけどハンサムすぎない。その絶妙なバランスがライアンの持ち味だとすると、カサヴェテス監督のキャスティングってすごい的を得ている気が。


2. ヒロインのアリー役には当初、ブリトニー・スピアーズが予定されていた


レイチェル・マクアダムズが演じたヒロインのアリー役に、当初はブリトニー・スピアーズが考えられていたとか。ほかにリース・ウィザースプーン、ジェシカ・ビールにジェシカ・シンプソンなどのセレブたちが候補だったそう。

ブリトニーはアイドルの登竜門番組として知られる、ディズニーチャンネルの「ミッキーマウス・クラブ」で以前ライアンと共演したことがある仲。って、ライアンがディズニーチャンネルに出ていたなんて、意外な経歴〜〜〜! 実はアイドル志望だったとか!?

いやいや、その前に、ブリトニーって演技できましたっけ!? リース以外のセレブは演技力があるイメージがないので、下手したらこの映画自体、台無しになっていた可能性も(失礼か)。


3. 共演者のレイチェルとライアンは犬猿の仲だった


のちに私生活でも交際したライアンとレイチェルだけど、撮影中は馬が合わず、不仲状態が続いていたそう。2014年のインタビューで監督は、「レイチェルを相手に演じなければいけなかったあるシーンでライアンは僕に、『彼女を連れ出して、代わりにほかの女優にカメラの観えないところでセリフを読み上げてもらえないかな?』と言ったんだ」と暴露。

映画の中ではあんなにラブラブだったのに、実は一緒に演じるのも嫌なくらい苦手だったとは……。そんなことは観客には微塵も感じさせない、完璧な熱愛カップルを演じたライアンとレイチェル。やっぱりハリウッド俳優の演技力はすごいということでしょうか。

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映画「きみに読む物語」より。写真:Album/アフロ

ライアンとレイチェルが付き合ったのは撮影終了してからだったそうですが、そんなに仲が悪かったのに一体どうして離れてから恋が始まったのか。そちらの事情も気になりますね。

 
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