天下のポップアイドルだったブリちゃんことブリトニー・スピアーズも、今や39歳。そんなブリトニーは現在、ある苦境に立たされており、たくさんのファンやセレブたちが「#フリー・ブリトニー(ブリトニーに自由を)」というハッシュタグで彼女の救済を訴えています。一体、彼女に何が起きているのでしょう?

ブリトニー・スピアーズ、実父からの13年に及ぶ衝撃の「虐待」内容を証言!_img0
ブリトニー・スピアーズ、写真は2018年当時。写真:Broadimage/アフロ

アイドルとして人気絶頂だった2007年、理髪店で突如店員のバリカンを奪って自ら髪を剃り、丸刈り頭になってしまったブリトニー。笑顔を浮かべながらバリカンで頭を丸める姿に、世間は衝撃を受けました。

 

これは第二子を出産した直後に、元バックダンサーのヒモ夫、ケヴィン・フェダーラインとの離婚を申請したあとの出来事。ケヴィンとの離婚騒ぎで精神不安定になったブリトニーは、その後も彼女を追い回すパパラッチに「ファッ●・ユー!」と叫びながら傘で殴りかかったり、さらにはL.A.の駐車場で車の当て逃げ&無免許運転をして捕まり、ついに警察沙汰に。

奇行を繰り返す彼女は薬物摂取の疑いで緊急入院。2008年には実父のジェイミー・スピアーズが成人後見人としてブリトニーの面倒を看ることになったのですが、この父親からの監視と束縛が虐待レベルの酷さだということが徐々に明らかに。そうして2009年頃から始まったのが、前述の「フリー・ブリトニー」運動だったのです。

ファンの間では、「ジェイミーはブリトニーの財産を使い込み、電話やメールなどすべてを監視、車の運転も許可しない。彼女は選挙に行くこともデートすることも、自分のお金を自由に使うこともできない。彼女の父親は、ブリトニーがルールを破ったら、息子たちを取り上げると言って脅している」と噂に。

これに対し、2019年にジェイミーは「#フリー・ブリトニー」の発起人であるアンソニー・エリアを「根も葉も無い噂をSNSで拡散した」として訴え、裁判を起こして勝訴。しかし今年2月には、このブリトニーの後見人制度やメンタルヘルスの問題を描いたドキュメンタリー映画が公開され、「#フリー・ブリトニー」運動はますます活性化。サラ・ジェシカ・パーカーやマライア・キャリーなど、多くのセレブたちも「#フリー・ブリトニー」のハッシュタグで、ブリちゃんへのサポートを表明しました。

 
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