それから13年後、27歳になられたウィリアム王子は、極秘でホームレスの経験をされ、マイナス4度という極寒のロンドンの路上で、段ボールと寝袋で一夜を過ごされたのです。
そして、のちに、ダイアナ元妃と訪れた、慈善団体センターポイントのパトロンとなられ、現在も支援を続けていらっしゃいます。
エイズ撲滅と地雷除去への願い
1997年1月、世界中が驚き、称賛の声があがった、ダイアナ元妃が地雷原を歩かれるこのシーン。
離婚後、自立と同時に、エイズや地雷除去といった重要な問題に関して、自らの注目度を利用しながら世界中に知らしめるという、大きな功績を果たされた元妃。
奇しくも、同年の不慮の事故死が残念でなりません。
人々の心から悲しみが消えることはありませんが、こちらに関してはハリー王子が2年前、同じくアンゴラで地雷除去を行っている地域を訪れ、亡き母の想いとともに、同様の安全区域を歩かれながら、再び世界の注目を集められました。
ダイアナ元妃が愛してやまなかった、お二人のプリンスたちは、今ではそれぞれの家庭を築くほどに成長をされ、住む場所や生き方こそ違いが生まれていますが、愛する人を守り、人々のために奉仕をするというダイアナ元妃の精神は、お二人の中に常に生き続けています。
今日この後に行われる、ダイアナ元妃の60歳のバースデーを記念した銅像の除幕式で、再び拝見する王子お二人の関係良好なお姿を、ただただ願う次第です。
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