花の香のある集落から少し車を走らせた森の中におしゃれな建物が。

人が歩いてる姿も車もあまり走らないこの山道の中、お客様が絶えず出入りする不思議な場所。ここは国内外でご活躍する木彫刻家の上妻利弘さんのギャラリー兼ショップのkinonさん。

kinon café & arts  熊本県玉名郡和水町板楠2186 
*お店の営業日や情報は事前にInstagramもしくはfacebookよりご確認ください。
 

バターナイフ「TETARD」は人気のアイテムで私もいつか買いたい!と思っていたものの一つ。

細かく波をうつカトラリーたちは、手彫りならではのぬくもりと愛着を感じるお気に入りのアイテムで、テーブルに置けば、さらにその存在感に癒されます。

今回の戦利品。以前から欲しかったバターナイフとカトラリーは上妻さんのもの。上妻さんの作品には素敵な化粧箱も付いてくるので、プレゼントなどにもピッタリ!

お店を仕切るのは奥様の貴子さん。お人柄もセンスも素敵なマダム(ご本人のご希望によりお写真でご紹介できないのが残念)で、お客様との会話を楽しみながら、店内は何にも変え難い豊かな時間が流れます。

お店の一番人気はアフタヌーンティーを楽しめるスコーンやスイーツたち。そちらを目がけ遠方からこの森まで足を運ぶお客様もたくさん。

特に人気の玄米スコーンは当初アイコン的作品のバターナイフ「TETARD」をカフェで使っていただくために焼かれたもの。ご夫婦の夢のコラボレーションです。

スコーンと同じく大人気スイーツ。
全国からオーダーが入るという大人気スコーン。貴子さんがご出産の後体調を崩され、ご自宅で二十年前から玄米を炒って飲む、食べるという食生活にチェンジ。そこで着目したのが玄米のスコーン。丁寧に2時間ほど炒った玄米からできたスコーンは、一番人気の商品で瞬く間に完売。
美しく梱包されお嫁入りするスコーンたち。スコーン便の予約はInstagramで発信されているとのことで、チェックしてみてください。

交通機関が全くと言っていいほど皆無な場所にこれだけの人が集まるのも、上妻さんご夫妻のお人柄や、この空間だったり、もちろんセンスの良いモノが集まってるからこそ。誰もが夢中になるのはよくわかるような気がします。

 

店内にはカゴバックも充実しいますが

「うちの家には俺の作品よりカゴだらけになって、もう足の踏み場もなかけん!」

と熊本弁バリバリで言っていたご主人に爆笑。ヨーロッパでも有名な作家さんですが、気さくなお人柄がまた魅力的(ちなみにおしゃれな写真で溢れてるご自身のInstagramもキャプションが熊本弁で大爆笑)。

センス溢れる素敵な店内は所狭しとアイテムが並べられています。どれもナチュラルなテイストで温かみのあるものばかり。お気に入りを探し続け、いつの間にか1時間くらいは滞在してしまう(笑)

そういえば、以前にパリのレストランTOYOの中山豊光シェフとご一緒した時も「ああ見えてもヨーロッパで活躍する有名アーティストだけん。見えんど?(っていうシェフもかなりのツワモノですが、苦笑)」そう言っていたのを思い出します。

 

そして、お店からさらに森の奥。

まさかの獣道みたいなところ登り切ったところにご自宅兼アトリエがあります。目の前に広がる鮮やかな緑、フカフカした苔の絨毯、緑の隙間から差し込む木漏れ日、そして緑に寄り添うかのように佇む邸宅とプール。現世をしばし忘れることのできる、まさにパラダイス。

こちらの邸宅もほぼ上妻さんご自身によって建てられたとのことで驚きです!

パラダイスなご自宅。何時間でもぼーっとしていたい場所です。時折この素敵な場所でワークショップも行っているとのこと。贅沢!
リビングには上妻さんのアートがさりげなくディスプレイされています。今はカゴバッグで溢れてるとのこと(笑)
上妻さんの家具はとても温かみを感じる。木と手彫りの温もり、そして愛嬌。さざなみのテクスチャーは上妻さんの特有の技法。
愛嬌に溢れ、みてるだけでも幸せな気分になる作品たち。上妻さんのキャラクターそのものです。
 

またこの場所を訪れおしゃべりに花を咲かせたい・・・そういう思いでいっぱいになるkinon。森林浴ドライブがてらぜひ。

 

彫刻家 上妻利弘氏。熊本県伝統工芸展入選の後、数々の賞を受賞。第10回フランス芸術祭「Le Vant Des Forets」に選ばれ渡仏。2007年パリで「CERCLES 展」2008年「MUSEUM KOZUMA 」をオープン