介護の駆け込み寺「地域包括支援センター」への連絡が第一歩


突然の入院はもちろん、親の様子が少し変だと感じたという程度でも、一度、親の居住地の「地域包括支援センター」に相談するのが第1ステップ。介護と言われても、本人も家族もわからないことだらけ。どんなに初歩的なことでも、気軽に相談に乗ってくれ、アドバイスを受けられます。

地域包括支援センターでは、さまざまな機関と連携し、その地域に住む高齢者をサポートしています。たとえば、徘徊している高齢者を警察が保護した場合、センターに連絡が行き居住地を特定するだけでなく、緊急連絡先に指定されているセンターから親族に連絡が行くこともあります。

働き盛りを悩ませる「親の介護」。経済面や精神面の負担を減らすには?_img1
 

地域包括支援センターの役割は?

地域包括支援センターは、地域に根差して高齢者を支える総合機関。介護の専門スタッフが所属し、高齢者の相談に乗ったり、介護予防の支援を行ったりしています。中学校区域程度ごとにセンターが設置されていて、居住地によって利用できるセンターが決まっています。