短所を許してくれる人、ダメさを面白がってくれる人【真夜中の読書会】_img0
 

こんばんは。編集・川端です。「真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室」第77夜をお届けします。

今夜は、ペンネーム・cococueさんからいただきました「先日、夫と喧嘩をしてしまいました。謝らなければと思いつつ、私は悪くないという気持ちもあり、解決しないまま重い気持ちで数日を過ごしています。夫婦関係を見つめ直したり、前向きに捉えられるような小説はありますか?」とのリクエストにお答えしたいと思います。

今夜の勝手に貸出カードは、奥田亜希子さんの『ファミリー・レス』にしました。何かが欠けている、あるいは理想通りじゃないと思っている6つの家族の短編集です。

中でも、売れない画家で妻のヒモ状態の夫と、それを認めず折り合いの悪い妻の親戚を描いた「指と筆が結ぶもの」をご紹介します。プリプリと怒りっぽい妻と甲斐性のない夫。そんな夫に冷たくあたる妻の実家。でもどこか二人は楽しそうで……。

はたから見れば、うまくいってるとは言い難いけど、愛おしい夫婦の物語です。

 


<今夜の勝手に貸出カード>


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『夫婦一年生』朝倉かすみ


【第77夜】短所を許してくれる人、ダメさを面白がってくれる人


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<次回>
10月6日(水)22時配信予定

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撮影/塚田亮平

 


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