「在宅勤務の夫、少しは家事をしてくれてもいいのに」
「女性社員だけ『ちゃん』づけ。気になっているのは私だけ?」
「ママ友とのSNSコミュニケーション、どこまで付き合うべき?」
「移住してびっくり、ご近所づきあいのローカルルール」

ダイバーシティ推進が叫ばれ、コロナ禍で生活スタイルがガラリと変わり、SNSで世界中の人の日常を覗けるようになった現代。

「あれ? 私が当たり前だと思っていたことは、実は当たり前じゃないのかも」

そんな風にモヤモヤする場面、増えていませんか?


この連載では、ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをもとに、日常で感じる「ちょっとした違和感」について書いていきたいと思います。

 

筆者は私、梅津奏と申します。ジャーナリストでも社会学者でも精神科医でもありません。本とおしゃべりが好きで、毎日あれこれモヤモヤしているミモレブロガーです。

社会の闇を暴きたいわけでも、心理分析ができるわけでも、モヤモヤの解決方法を知っている訳でもありません。この連載はいわば、「みんな聞いてよ!ミモレde井戸端会議」。私の役回りは、井戸端会議の世話人……? 便利屋さん……? 今風に言えば、「ファシリテーター(会議がスムーズに進むよう司会進行したり、タイムマネジメントしたり、議事録を書いたりする人)」でしょうか。私そういうの、得意です!

「井戸端会議」ですので、記事でとりあげるモヤモヤエピソードについて、「私も同じようなことがあった」「私が逆の立場ならきっとこう感じたと思う」などなど、コメント欄で皆さんとお話できたら嬉しいです。コメントするのはちょっとな~という方にとっても、これまでご自身が見逃してきた違和感について考えるきっかけになればいいな。

 


潮目の変わり目、ハラハラドキドキしながら生きる私たち。

「今まで通りのやり方で、周囲の人々と同じように行動していれば大丈夫」という時代ではないということには、もうみんな気づきつつあります。日々身の回りで起こることに対して「自分がどう感じたか」を見つめ、仲間と共有し、オープンマインドで意見を聞き、それをまた自分で考えてみることが、生きる力をつける基礎トレーニングになるのではないかと思っています。


「喜びも痛みも、他人が量ることはできない。あなたのささやかな経験は、尊重されるべきもの。」〔ミモレ編集室〕の編集・ライティング講座に登壇された小島慶子さんの言葉)

「私の経験なんて……」と思わず、「ねえねえ、こんなことがあったんだけど、どう思う?」とお友達に話しかけるような気持ちで、皆さんのお話を聞かせてください。コロナ禍により、雑談する場が激減してストレスが溜まっている方(それは私)も、是非おいでませ。

皆さんと、エピソードとエールの交換ができることを楽しみにしています。

皆さんのモヤモヤ話を教えてください!
職場や家庭で、イラっとしたけど言えなかった、違和感を感じたけど言葉にできなかった、モヤモヤしているのは私だけ? と思った経験がありましたら教えてください。エピソードを掲載させて頂く際はミモレの会員ニックネームではなく、仮名でご紹介します。皆さまからのエピソード投稿をお待ちしております。
 
構成・文/梅津 奏