島田順子さんが20年以上愛用している
ジェイエムウエストンの靴を探しに――

こんにちは。
9日のバリ珍道中を終え、本日から通常営業しております(笑)。
スピンオフでまたバリの話が出てくるかもしれませんが、
どうぞ、お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

本日は、ジェイエムウエストンの話。フランスで生まれたシューズブランドで、熟練の職人が作る美しいローファーや、レースアップシューズに憧れる方も多いかと思います。
私もその1人です。
敬愛するデザイナー、島田順子さんのインタビュー記事を読んだときに、
彼女の私物として「20年以上履いている1足」として紹介されていました。
島田さんの小さな足の形まで想像できるくらい、彼女になじんだ深いブラウンのレースアップシューズ。そこに置いてあるだけで、「履き主」である島田さんと共に歩いた、さまざまな街角やストリートが見えるような気さえしてきます。

そう同じ靴があるかな、と思い、東京、青山骨董通りにあるジェイエムウエストン 青山店にお邪魔しました。
全く同じ1足は見当たらなかったのですが、たくさん試着をさせて頂いて最後に残ったのが、このローファー。
色は黒ではなく、タンと言われる明るいブラウン。
「履けば履くほど味が出てきます」と、スタッフの方の言葉が、島田さんと同じように20年以上は大切にしよう、と思っていた私の背中を押します。
こっくりと艶を増し、明るいブラウンはどんどんと奥行きを増していくのかな。
その様を見ていくのも、きっと楽しく豊かな時間だろうな、と、想像はどんどん膨らみます。

同系色のソックスを合わせたり、チャコールグレーのタイツと履いたり。足元に特化したスタイリングを考えるのも楽しい靴ですね♡
もちろん、それなりのお値段はするのですが、20年で割ってみたら? 1年分はびっくりするようなプライスではありません。
43歳から共に歩き始めて、63歳を迎える頃に、やっともしかしたら自分の形になっているかもしれない靴、なんて気長で優しいのでしょう。

【ジェイエムウエストン 青山店】
 住所:東京都港区南青山5-11−5住友南青山ビル1階
 電話番号:03-6805-1691
 ▶ホームページはこちらから

大草 直子

  • 青山店には、ソックスやレザーアクセサリーも揃います。薄手、適度なリブ、そして美しい発色のソックスは、プレゼントにも良さそうですね。フルレングスのパンツを履いていても階段の上り下りなどで、ちらっと見える足元にも気を使いたいですね。
  • 左右、片足ずつ丁寧に計測してくれるので、「自分の1足」が選べます。もともと細身のジェイエムウエストンの靴。職人が手作業で作っているため、足になじむのも通常より時間がかかるみたいです。サイズはもちろん、靴によっては幅も選べます!
Today's pickup

日焼けと機内の乾燥で、シワシワになった手を見る度に、ため息が。すべてをきれいに整えることはできませんが、ふとしたときに視線が止まる手元は、愛情たっぷりのケアを――と、オイル→ハンドクリームでふた、を繰り返しています。

CREDIT :

靴¥90000(税別)/ジェイエムウエストン
オールインワン/ルフトローブ
ベルト/ノーブランド