ミモレでは2021年に公開されたインタビューのうち、特に人気があった記事をご紹介します。よろしければぜひお楽しみください。元記事は10月14日に公開されたもので、作品の情報等は公開当時のものです。

2019年の放送では泥棒一家“Lの一族”の娘・華と警察一家の息子・和馬の許されざる恋を描き、2020年放送のシーズン2では見事ゴールインした二人の波乱万丈な結婚生活が展開。2度にわたって視聴者を楽しませてくれたTVドラマ『ルパンの娘』が、『劇場版 ルパンの娘』として戻ってきました!

新キャラクター・三雲玲役に観月ありささんを迎えつつ、瀬戸康史さん、渡部篤郎さんをはじめとするTV版のオリジナルキャストが再び集結したこの劇場版。本当の家族みたいに感じたという撮影現場の様子や主人公・華への思い、さらには人生に対する考え方などを、主演の深田恭子さんが笑顔で語ってくれました。

 


華と和馬の“ロミジュリ感”が好き


ときにタイトな“泥棒スーツ”に身を包んだ女盗賊、ときに禁じられた恋に身を焦がす乙女、ときに育児に奮闘する母親と多彩な顔を持つ主人公・華を、シリーズを通して嬉々として演じていた印象を受ける深田さんですが、実際のところはどうだったのでしょう?

「TVドラマのシーズン2が作られただけでもすごく驚いたので、映画になるとは思ってもみませんでした。『どんな展開になるんだろう?』と楽しみにしながら台本を開いたら予想もつかない内容だったので、ここでもまた驚かされました。『ルパンの娘』は私にとって家族のような作品です。共演者やスタッフの皆さんとは長い期間ご一緒して、一人ではなくチーム全員で作り上げているという感覚がありました。玲役の観月ありささんとはお会いするのが初めてだったのですが、そんなことを感じさせないくらい気さくな方で、現場を楽しく盛り上げてくださいました。自分が小さい頃からずっと見てきた方なので、初対面のときはすごく感動しましたね」

 

深田恭子 Kyoko Fukada
1982年11月2日生まれ。東京都出身。1996年、第21回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞し、翌年女優デビュー。以降、数多くの作品に出演し、映画『下妻物語』(04)で第59回毎日映画コンクール女優主演賞、『ヤッターマン』(09)で第52回ブルーリボン賞助演女優賞、映画『空飛ぶタイヤ』(18)で第42回日本アカデミー賞優秀助演女優賞など多くの賞を受賞。近年の主な作品は、ドラマ『隣の家族は青く見える』(18)、『初めて恋をした日に読む話』(19)、『ルパンの娘』シリーズ、映画『空飛ぶタイヤ』(18)、『それいけ!アンパンマン ふわふわフワリーと雲の国』(声の出演/21)など。


劇場版ではTVドラマで好評だったミュージカルシーンやアクションシーンもふんだんに登場。大きなスクリーンに映えるようにスケールアップしたこれらのシーンは、観客の目を心ゆくまで楽しませてくれます。

「ミュージカルシーンやアクションシーンはTV版のシーズン1から回を重ねるごとにパワーアップしていった感じです。人数もどんどん増えていくので、練習の時はまるで部活のようでした。大貫(勇輔)さんが『この方がもっと綺麗に見えるよ』といった感じで私たちがやりやすいように教えてくださるので、すごく楽しかったです。シーズン2のときには待機場所で誰かが歌い始めると他のメンバーが順番に口ずさむようにまでなって。なんだかとても不思議な光景でした」


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深田恭子さん、ずっと眺めていたくなる愛らしさ
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