最近の傾向として、ことコートに関しては特に、定番的なデザインや色が増えているキャサリン妃。よりイメージを変える着回しは難しいはず。ですが、さすが着回しクイーンと称された妃。ネイビーやキャメルなどのベーシックないろなのに、大きくイメージを変えたコートスタイルがありました。

鉄板ネイビーのコートの着回し。赤とコントラストをつけたコーデで華やかに着こなす

2020年2月4日、南ウェールズを訪問。コート/ホブス  赤のワンピース/ザラ クラッチ/マルベリー スカーフ/ビューラ ロンドン ブーツ/スチュアート・ワイツマン 写真:PA Images/アフロ

ジャケットやコートといったアウターの定番といえば、やはりネイビーでしょう。
キャサリン妃ももちろん愛用されています。
テーラードでダブルブレスト、ミディ丈のこのコートを初お披露目された時のコーディネートがこちらです。中には真っ赤のワンピースをお召しになり、スエードのクラッチやハート柄のスカーフなど、小物が華やかなアクセントになった着こなしです。

実はこの時期は、バレンタインデーが目前。それを意識されてのコーディネートと思われますが、永遠の定番カラー、ネイビーに赤を組み合わせるだけで、コントラストが効いて、こんなに華やかなスタイルになります。
これからクリスマスに向けて、参考になりそうですね。

 


ネイビー×白、ワイドパンツで、凛としたマニッシュなスタイルに一変

2020年12月7日、王室列車ツアーで、西ヨークシャーを訪問。 コート/ホブス パンツ/ジグソー 靴/エミー ロンドン マスク/アマイアキッズ 写真:PA Images/アフロ

こちらが、同じくネイビーのコートを着回しされた時のスタイルです。
中には白のニットとネイビーのワイドパンツを合わされ、赤のコーデとは大きく変わり、マニッシュな印象に一変しました。

本来のこのコートが持つミリタリーテイストを生かしたコーディネートともいえますが、お顔の近くにくるトップスだけは白を選ばれていることで、表情が明るく見え、爽やかさも感じられる、ロイヤルらしいコートスタイルになっています。

プレーンなアイテム同士の組み合わせでこんなにエレガントにキマるのは、コートの金ボタンがワンポイントになっていることと、ボディに美しく沿ったシルエットのおかげ。
あとはTPOに合わせて、鮮やかかシックか、色を選べば、キャサリン妃のような着回しスタイルの完成です。