松田聖子さん、40年ぶりに「聖子ちゃんカット」をセルフ再現!時代を背負う髪型遍歴を振り返る_img0
 

まずは、聖子ちゃんヘアから解説したいんですが、これ、正直どうやって巻いたんだろうって思いました。パーマをかけているとは思えないので、アイロンなのか。それともウィッグなのか……。ものすごい再現性の技術だと思いました。

 

美容業界的に言いますと、聖子ちゃんヘアって、ものすごい経済効果をもたらしたヘアスタイルなんですよ。当時、誰もがこぞって聖子ちゃんヘアを真似して、で、これってパーマヘアなんですよね。この時代、日本のパーマの技術はものすごく進化しました。それもこれも、たった一人のアイドルの髪型が時代をがらっと変えたわけだから、凄い。

人の名前が冠にくるヘアスタイル自体が流行ったのが、そもそも、聖子さんが初めてだったと思う。ピンクレディーも、キャンディーズも、山口百恵さんもすごく人気だったけれど、髪型がここまでフィーチャーされたのは、聖子さんだけではないでしょうか。

聖子ちゃんヘア以降、有名人の名前がついて日本中で大流行した髪型やヘアデザインは、多分、安室さんのガングロメッシュと、浜崎さんのエクステヘア、エビちゃん(蛯原友里さん)ヘアくらいだと思うのですが、やはり、その時代のヘアスタイルトレンドを一人で担った感は、聖子さんの右に出るものはないなと思います。

で、そんな聖子ちゃんヘアの再現が、本当に再現か? 当時の映像じゃないか? って思うくらい、変わらなさを感じさせるのですが、それと同じか、それ以上にインパクトあったのが、さらっさらのストレートヘアですよね。この髪の長さ、この黒髪、全然傷んでない感じ、どんだけトリートメントしたらこうなるんだっけって、ちょっと二度見、三度見しました。

きわめ付けが、お人形みたいなくるくるロールヘアなんですけれど、これ、普通はやっていいの小学生までだと思うんですよ。坂道の皆様だって、結構ギリギリの髪型だと思うんですよ。それがですね、デビュー40周年の聖子さんだと、何の違和感もないって、どーゆーことですか! 
永遠のアイドルって、ほんと、こういう人を言うのだな、と。