「黒髪にしたいわけじゃない」白髪染めで失敗しないオーダー法と染め方_img0
 

「美容室に行ってもどうオーダーしたらいいかわからない」「白髪染めは何がいいの?」髪にまつわる悩みや疑問は、いくつになっても尽きることがありません……。ミモレの人気連載『さとゆみの「ドラマな女たち」ヘア&メイクcheck』でもお馴染み、NHK「あさイチ」などでも話題のヘアアドバイザー“さとゆみ”こと佐藤友美さんが、ついに髪の悩みにぜんぶ答える本『髪のこと、これで、ぜんぶ。』を上梓しました。失敗しない美容室選びから日々のヘアケアまで、プロから教わったメソッドや情報を惜しみなく、わかりやすくまとめた一冊です。

今回は『髪のこと、これで、ぜんぶ。』の中から、「白髪」にまつわるお悩みとオーダーのコツをご紹介します。

 


年齢を重ねるほど髪>顔


これは20年越しの同窓会などに参加した経験がある人にはわかってもらえると思うのですが、同窓会あるあるのひとつとして、昔輝いていたクラスのアイドル女子の没落を目撃することがあります。逆に、昔目立たなかった女の子の躍進ぶりに目を見張ることもあります。

この原因は、たいてい、髪にあります。年齢が上がるほど、「女性のキレイ」は「髪のキレイ」と比例しやすくなる。髪がキレイな人は、幸せそうに見えるのです。手入れが行き届いている=満たされている感じがするからかもしれません。

ということは、大人の女性ほど、髪で下克上しやすい(されやすい)というわけ。これを生かさない手はないと思うのです。
 

大人女性の3大悩み


年齢を重ねるほど多くなる髪の悩みは
①白髪
②薄毛(ボリュームがなくなる)
③パサつき(ツヤがなくなる)

の3つ。

つまり、この3つがケアできれば、髪年齢はぐっと若くなり、本人も若々しく見えるというわけ。


白髪のメカニズムは解明されていない


実は髪の毛は、もともとすべて白髪です。けれども、その白髪が成長する段階で、メラニン色素によって着色され、黒髪になって生えてくるのです。

白髪が増えるのは、メラニン色素を作るメラノサイトの働きが低下したり、毛母細胞(髪の毛を作り出す細胞)に色素が渡されなくなったりするからと言われています。

残念ながら白髪の発生メカニズムの全貌はいまだに解明されていないので、白髪悩みを軽くするためにできることや、上手なつきあいかたをいくつかご紹介しますね。