こんばんは。編集・川端です。「真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室」第83夜をお届けします。

今夜は、ペンネーム・かおponさんからいただいた、

「『もう死にたいなぁ』と毎日のように言う夫。鬱っぽさは感じなく、職場は私と同じ、家にいるのが好きなので、一緒にいる時間が長いです。20歳の息子と2人で夫の口癖をいつも軽く受け流していますが、それでいいのか少し心配になります」

というお便りをご紹介します。

今夜の勝手に貸出カードは、宮西真冬さんの最新刊『毎日世界が生きづらい』にしました。

ある日、妻の美影(みかげ)が「家の売り方」を調べていることを偶然知ってしまった夫・雄大(ゆうだい)。大量にあった本もいつの間にか処分されています。妻はひそかにこの家を売り、自分を置いて出ていく準備をしているのか……。

人気ゲーム会社で働く雄大は、あることをきっかけに心のバランスを崩して、しばらく休職することになります。明るく支える美影でしたが、彼女もバイト先でも失敗ばかりで、いろいろと上手く立ち回れない自分に悩んでいて……というお話です。

二人は「生きづらい」人なのか。「生きやすい」タイプの人ってなんだろう? そんなことをぐるぐると考えてみました。


<今夜の勝手に貸出カード>

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内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』スーザン・ケイン(著)、古草秀子(訳)


【第83夜】外の世界はいつだって生きづらくて。早くお家に帰りたい
 


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<次回>
11月24日(水)22時配信予定

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撮影/塚田亮平

 


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