スタイリストやエディターなど、おしゃれが好きな人に「今シーズンのワードローブをもし5~6着に絞って! と言われたらどんな服を残しますか?」というお題を出し、自身のクローゼットから厳選したアイテムとそのコーディネートを紹介してもらうミニマムワードローブ企画。今回はスタイリスト福田麻琴さんが選ぶ6着を紹介します。
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スタイリスト福田麻琴さんが選んだ6着のミニマムワードローブ
「自分の定番でずっと飽きずに着られるトラッドテイストを軸に、年齢的に無理せずに取り入れられる“今っぽさ”を投入した6枚のワードローブにしました。アイテムを選んだ順番に紹介していきます」
今回のアイテム6枚を使った着回しコーディネートを紹介している記事、「スタイリストが6着で5コーデ。冬のミニマム着回し」もあわせてぜひご覧ください。
アイテム①
ロエフのダッフルコート
最初に選んだのが、今年買ったロエフのコートです。
私のおしゃれの根源であるトラッドテイストのダッフルコート。ですが、想像以上に軽いところがお気に入り。これまで、コートの重さが理由で手放したことがあります。いくらおしゃれでももうしなくていい無理をあえてしたくない。だから、この軽さは今の私にとっては譲れないポイントです。
そして、色はオーソドックスなネイビーではなく黒。ダッフルコートを新鮮に、クリーンに楽しめます。
アイテム②
イレーヴのワイドパンツ
次に選んだのがボトムです。
これまではスタイルがよく見えることが最優先だったので、オーバーサイズのトップスに細身パンツのバランスが心地よかったんです。ところが、ひょんなことから太パンツをはいてみたら……「なんて決まるんだろう!」とその魅力に開眼。最近ではいろんな太パンツに挑戦しています。
今は洋服もジェンダーレス化している今の時代。このユニセックスな印象のパンツを、いかにかわいらしく、女性らしく着こなすかにワクワクして、私の新たな楽しみになっているんです。
ミニマムワードローブとして選んだのはイレーブの太パンツ。イレーブは以前から定番的な名品として太パンツをつくっていた、先駆け的なブランド。パンツの筒幅はしっかりと太いですがハイウエストで、トップスをタックインするとバランスよく仕上げてくれるんです。
ちなみに、新たなアイテムにトライするときは、
・ハイウエスト
・センタープレス入り
・黒
・ハリがある厚地の素材
など、きれいめな要素があるものを選んでおくと、カジュアルになりすぎず、コーディネートがうまくいきやすいと思います。
話をミニマムワードローブに戻すと、アイテム数を絞るからこそ、一点で映えるアイテムも取り入れるのがポイント。着回しやすさを優先しすぎて、すべてをベーシックなアイテムにしてしまうと、コーディネートが地味になり、面白みにかけてしまいます。私の中では、この太パンツが、映える役割を果たしてくれます。
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