「土の時代」から「風の時代」へ、そのビフォー・アフターの世界を星の景色から紐解いた前作から約1年。星読みヒーラーのyujiさんが新著『風の時代の未来予測』で語るのは、風の時代の門をくぐったからこそ見えた、新時代の「生存戦略」です。これからが変化の本番と言われる中、私たちの最大の武器となるのは、お金でも、スキルでも、キャリアでもなく、意外なものなのだとか! 誰もが手にすることができるであろうその武器について、yujiさんが解説します。


風のキーワード「バイブス」


近年、若者たちの間で使われている言葉に「バイブス」というものがあります。言葉には流行り廃りもありますし、また昨今では“期間限定のバズワード”みたいなものも発生しがち。言葉やフレーズが出てきたり消えていったりするのは別段気にすることでもないのですが、このバイブスなるものだけは、一過性の言葉であるようには思えず、またどうやら“流行っているから使っている”というものでもなさそうだと感じています。

バイブス:
(言葉によらず伝わってくる)雰囲気、心の中、考え方といったことを意味する英語。レゲエやヒップホップ音楽では「ノリ」「気合い」「フィーリング」などを表す。実際に使用される際の意味合いは漠然としており、「いいバイブス」(いい雰囲気、ノリがいい)、「バイブス上がってきた」(気分が高揚してきた)といったように使われる。13年6月、「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ)に登場したモデル・今井華が、日本の若い女性が使う言葉「ギャル語」としてバイブスを取り上げたこともあり、世間的に認知されてきている。
[出典/コトバンク(2013年7月5日)]

 

辞書サイトによるとこのように示されているのですが、実はこの最初の1行にバイブスのなんたるか、その根幹のようなものが記されています。

“雰囲気、心の中、考え方”、それらがバイブスの本質とも言えるもの。

雰囲気が合う/合わない、考え方やイズムが合致する/異なる等、漢字・日本語で書くとお堅く感じたりもしますが、こうしてバイブスがいい・バイブスが合うと表現すると、どこかオブラートに包んだようにも感じられますし、“マッチング感”や“よさげ”な感じを柔らかく伝えることができる、なんとも便利な言葉であるとも思うのです。