印象に残らない存在感も、計算尽くし？


先ほど、このドラマ、漫画にかなり忠実にキャラ再現されていると書いたのですが、井上真央さん演じる佐倉は、漫画の髪型とはだいぶ違います。漫画ではかなり短めのショートカットでボーイッシュな印象。ドラマでは外ハネ系のボブ。

そのせいか、漫画よりも、やや存在感が薄い感じ（あくまで髪型が、ね）。
だけど、佐倉のキャラは視聴者の代弁者というか、常識人の心の声を代弁してくれる存在なので、ドラマの井上さんの髪型くらい「個性が薄い髪型」でちょうどいい感じがしました。いい意味でとっても普通な感覚の新人塾講師、という感じがよく出てるなーって。

 

基本のスタイルは、すずらん型のシルエット。前髪が薄めなのが、今時っぽい感じです。これが、重たいボブだと、原作と全然雰囲気違うってなるんでしょうが、前髪と毛先のしゃぎしゃぎ感で、原作のショートヘアとも共通したアクティブ感が出ているような気がします。

ドラマの中では、よくハーフアップにしているのですが、これまた、何の特徴もないハーフアップで、無駄におしゃれじゃない感じが、いい味を出しています。
このあたりも、個性が薄い感じのキャラ設定がすごくうまく出ているなーって、思ったりして。

このドラマ、塾に子どもを通わせるママ＆パパたちや、小学生役の女の子たちも、キャラにあった髪型の使い分けがとても面白いので、ぜひ、そんなところにも注目して見てくださいね。

現場からは以上です。
それではまた、土曜日に。

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