40代からパリ生活を始めた無類の食いしん坊・井筒麻三子が、「のんびりゴロゴロしてても、美味しいものが食べたい〜」と考え出したレシピから始まった、お料理連載。ゆる〜っと簡単なのに、小洒落た美味しいものが作れるから、お料理が苦手な方、「今日の献立を考えるのが面倒」という時にこそ、ぜひ作って欲しいお料理が揃っています。

【おつまみ&おもてなしレシピ】簡単なのにお洒落風! りんごとブルーチーズのパイ_img0
 
 


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今年も残り少なくなりました! 普段ならばレストランで楽しむ忘年会も今のご時世、おうちで……なんて方も多いのでは? と言うことで、今回は「簡単なのにちょっと洒落てる風」な、オードブルにもおつまみにもなるパイをご紹介します。

パイと言うと手間がかかってそうに思えますが、パイシートを使い、あとは切って混ぜてのせるだけなので、あっという間に準備は完了。あとはオーブンにお任せ〜と言う、実に簡単なレシピです。
型をお持ちならば、パイシートを型にはめて作る方が素敵に美しくできると思いますが、今回は誰でも作れるよう、型がなくてもできるスタイルにしました(そして我が家にも、あったと思っていた型がなくなっていました……前に捨てたのかしら?)。

甘い(りんご)としょっぱい(ブルーチーズ)が同居する、簡単なのに一見小洒落て見える味わいが自慢。フランスでは、このりんごとブルーチーズ、そしてくるみの組み合わせは鉄板とも言えます。ちなみにブルーチーズ大好きなオットは、「これ絶対蜂蜜かけた方がいい!」と言って、蜂蜜をたっぷり(大さじ2ぐらい)かけ、「美味しいわ〜!」とご満悦。結局、彼一人でほとんど1枚をペロリと食べ切って、さらに翌日も「あのパイが食べたい」と言っていたほど。そんな感じで甘いもの好きには、追い蜂蜜もおすすめです。

フロマージュブランは日本ではなかなか手に入らないと言うことなので、ヨーグルトを3時間ぐらい水切りしたもので代用してみていただけたらと思います!

軽食にも◎! りんごとブルーチーズのパイ


 材料(四人分)

・パイシート 1枚(今回使用したのは直径30cmの円形パイシートですが、日本で買いやすい物なら20×20cmの角形を2枚)
・りんご 大1個(ヨーロッパの小さいりんごなら2個)
・くるみ 10個分(30g)
・フロマージュブラン 100g(または、ヨーグルト150gを3時間ほど水切りしたもの)
・卵1個
・塩 ひとつまみ
・胡椒 少々
・ブルーチーズ(ロックフォールなど) 100g

 作り方  

1 りんごは皮を剥いて芯を取り、薄めのスライスにする。くるみは割って中身を出し、適度な大きさに刻む。

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2 ボウルに卵を割り入れ、フロマージュブラン、塩、胡椒を加え、よく混ぜ合わせる。

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3 天板にオーブンシートを広げ、パイシートをのせる。2をシートの縁を残して全体に塗る。

4 3の上に1のりんごを均等に並べ、くるみを全体に散らす。

5 ブルーチーズを適当に割り、4の上に全体的に散らす。

6 中の具材が流れ出さないよう、パイシートの端を折る。

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7 220度に余熱したオーブンに6を入れ、20〜30分ほど、パイに良い焼き色がつくまで焼く。(チーズに焼き色がつき過ぎそうな場合はアルミホイルをかけてください)

 


「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエストも、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ!」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。
今年も沢山の方々が色々なレシピを作ってくださり、本当に感謝しております。ありがとうございました!
みなさまどうぞ良い年の瀬をお過ごし下さい。そして良いお年を!


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