おかずにもデザートにもなるロシア最古の料理「ブリニー」

 

ロシア最古の料理のひとつです。冬に別れを告げ、春の訪れをお祝いするお祭り「マスレニツァ/Масленица」の料理で、ブリニーの丸くて黄色く輝く形から、太陽を表しているといわれています。もともとは9世紀以前、偶像教を信仰していたころ、死者の追悼のために作られていたものでした。

一般には、焼いたブリニーにサワークリーム、スモークサーモン、イクラ、きのこのソテーなどを包んで軽食にするか、甘めに作ったブリニーにジャム、練乳、はちみつなどを塗っておやつにします。

 

プレーンのブリニーの作り方


 材料(約20枚分)
・小麦粉(薄力粉) 240g
・牛乳 250ml
・水 250ml
・卵 2 個
・砂糖 30g
・塩 2g
・重曹 4g
・白ワインビネガー 4ml
・キャノーラ油 30ml
・油 適量

※ブリニーをデザートやおやつに食べる場合、50g にしてもよい。

 作り方 
① 牛乳と水は混ぜておく。ボウルに卵、砂糖、塩、牛乳水の半量を入れて混ぜる。

② 小麦粉の1/3 量ほどを、ふるいながら①に入れ、ダマにならないように混ぜる。

③ 残りの小麦粉を2回に分けてふるいながら入れ、よく混ぜる。残りの牛乳水も入れて、よく混ぜる。

 

④ 小さいボウルに重曹を入れ、白ワインビネガーを注ぎ、出た泡をすぐに③に加える。

⑤ よく混ぜ、さらに油を加えて混ぜ、10~15分ほど休ませる。

 


⑥ フライパンを火にかけて、少量の油をひく。生地をお玉半分ほどすくい、薄く流す。

⑦ 色が変わったらひっくり返し、もう片面も同様に焼く。すぐに焼けるので焦がさないように。