バタやん先生流「新3H戦略」で、長期的な視点から考えてみる
解決策としてバタやん先生が取りあげたのは、Googleの3H戦略。多くの企業が動画を制作してネット配信を始めた2014年ころにGoogleが提唱した、動画の再生回数やフォロワー数を伸ばす戦略です。
今回の講座ではこの Google提唱の戦略を、「バタやん流・新3H戦略」としてブラッシュアップ版を公開、Webブログの世界に応用して問題解決の処方箋にしようと試みます。
まずは基本の、Googleの提唱する「3H」についての解説から。
いちばん上のHeroは、たくさんの人の心を動かすコンテンツのこと。2番目のHubは、特定のターゲットに向けた興味・関心を引くコンテンツ。製作側の世界観や価値観があらわれます。アイドルのルーティーンや、ファンの質問に答える動画がこれにあたるのだとか。Helpは、読者のニーズに応えるお役立ちコンテンツ。化粧品会社の動画だったら、メイクに関するお悩み相談などですね。
そもそも雑誌は3H戦略で作られている!
「そもそも雑誌は、3H戦略で作られているんです」と、バタやん先生は解説します。
まず、たくさんの人の興味を引くために、話題のひとのインタビューや撮り下ろし写真でHeroを構成します。 Helpコンテンツは、読者層を絞った季節の着こなしや、メイクアップのコツなど。そしてHubコンテンツは、その雑誌らしさが出るコラムの連載や占いページなどで、コアなファンが楽しみにするコンテンツを考えるのだとか。
こうしてHero+Helpで幅広い読者にアプローチし、Help+Hubでコアなファンを作る。この戦略をもとに雑誌のコンテンツを考えれば、継続できない悩みもファンが増えない悩みも、いちどに解決できるというのです!
3H戦略は、自分のファンになってもらうための武器になる
さらにここでバタやん先生は、AKB48の柏木由紀さんのYouTubeチャンネル「ゆきりんワールド」を具体例にあげ、メンバーの理解を深めます。
ゆきりんはまず、HeroでAKB48ファンの聴きたい・見たいに応じています。Helpでハウツー動画を公開してファンのニーズに応え、Hubの「コメントパトロール」で自分の SNSへの質問やディスコメントに返答しつつ、コアなファン層に訴えます。人気アイドルであるゆきりんがAKBを好きな人たち以外のファンを増やそうと、戦略的・積極的にアプローチしているのが、よくわかります。
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