皆さん、こんにちは。今日もモヤモヤしていますか?

ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをもとに、日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。

今日ご紹介するのは、多くの職場で風物詩となっていそうな場面に関するモヤモヤエピソードです。

「私のプライベートに踏み込まないで!」コロナ時代に求められる雑談力とは_img0
 


公私の区別をつけたいので、職場での雑談が苦痛です。


エピソードをお寄せくださったのは、コロナ禍で転職を果たしたマチコさん。(37歳・会社員)


2020年夏に転職しました。前の会社はリモートワークの体制が整っておらず出社を半ば強制されていたのですが、新しい会社は勤務体制に裁量がきくところに魅力を感じました。
 
しかし、入社初日から違和感が。ウェブ会議の朝礼で一言挨拶をと言われたので、前職と名前、担当業務を簡潔に話したのですが、「もっと何かないですか~?」と声をかけられたのです。「特にないです」と答えました。一年以上たった今でも、打合せで「改めて自己紹介お願いします」「マチコさんはこういう話興味ないですか?」等、ちょいちょい話を振られます。
 
職場は仕事をする場だし、必要以上に自分のことを話したくありません。前の会社は社員同士の繋がりが深く、なあなあな雰囲気だったのも嫌でした。新しい会社は制度も整っている先進的な職場だと思っていたのに残念です。


なるほど。職場の人がプライベートに踏み込んでくる感じがするんですね。公私の区別をつけたいタイプの人は、ストレスを感じてしまいそうな職場です。

 


職場での「あなたのこと教えて」にどこまで付き合うべきか


職場は「仕事をする場所」ですから、同僚の好奇心や野次馬根性にこたえてあげる必要はありません。問題なく仕事ができていればいいはず。では、「問題なく仕事をする」ために必要な情報ってどんな内容でしょう。

どんな業務を担当するか。
スキル・経験値はどれくらいあるのか。
同僚に配慮してほしい事情(家族の事情や体調等により勤務時間が調整されている等)はあるか。

つまり、同僚としての「機能・品質保証」が足りていればいいのです。

仕事とは関係のないプライベートの話は、するしないは個人の自由。あまりしつこく聞かれるのであれば、はっきり「そういう話が苦手なので、遠慮させてください」と言った方がいい。同僚たちに直接言うのは気が引けるのであれば、上司を個別に呼び出して、「プライベートのことを聞かれるのが苦痛です」と言うのはどうでしょう。心ある上司なら、そういう話が出たときに気を付けてくれるはずです。

プライベートをある程度見せて仲良く仕事するのだって戦略ですし、仕事ぶりだけで信用を得ていこうとするのだって戦略です。それは個人の選択の問題であって、誰かに押し付けられるものではありませんよね。

 
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