スペインのレティシア王妃といえば、シックでシャープなお洒落で大人の女性に人気ですが、ご結婚前から定番なのがハイヒール! 元ジャーナリストという経歴らしく、知的かつセクシーなスタイルに欠かせないアイテムであり、また高身長の夫フェリペ6世との身長差を少なくするという点でも、実は一役かっていました。
そんなレティシア王妃の靴に異変が見られたのが2022年頃。ご公務では必ずと言っていいほど10cm以上のハイヒール一辺倒だった王妃が、時折ローヒールを着用される姿を拝見するように……。
翌年にはその頻度が増え、レセプションといった場ではハイヒール、通常公務ではローヒールに、という具合に比率もチェンジ。そして今年にはいると、もはやローヒールが基本といえるほどに定着したのです。
かねてから言われていた、外反母趾などの足の変形によって、ハイヒール着用がもはや不可能な状態になられたと推測します。なにせロイヤルの女性方といえば、ご公務中はほぼ立ちっぱなしか歩きっぱなし。欧州の王妃や皇太子妃の場合、ハイヒール着用のプリンセスが多いため、実は同様の悩みを抱える方々が多いと予測しています。
中でもレティシア王妃に限っては、この画像のようにハイヒールが王妃スタイルの決め手ともいえるアイコニックなアイテムであっただけに、ご自身が1番無念でいらっしゃるはず……。しかし頭を切り替え、今では足に優しい靴で、以前と同様のクールなロイヤルスタイルを維持されています。
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現在、52歳の王妃。私達にとっても、40代を超えるとなかなかヒールも厳しくなってくるお年頃ですよね。
ハイヒールからローヒールへとシフトすることで変わるバランスを、いかにして死守するのか。そのためにどのような靴を新たに選ばれたのかを考察します。ローヒールにフォーカスしたことで、これまでよりもデザインの幅が広がったレティシア王妃の靴。特徴的な4つをご紹介します。
①プレーン・パンプス
今年初めの王妃ファッションですが、ブルーのワンピースの上にキャメルのコートを羽織り、靴やバッグも同系色でエレガントにまとめられた大人スタイルです。
プリンセスの鉄板靴、パンプスのヒールは10cmから4cmに。
スペインのブランドMagritのもので、カーフレザーにキャメルと、ヒールの高さは変わっても、やはり定番カラーの定番レザーを選ばれています。昨年のデビュー以来何度も愛用されていることからも分かるように、ベーシックなデザインの定番はやはりマストです。
そしてトウの形はポインテッドと、ヒールの高さが変わっても、これは同じ。ピリッとシャープなニュアンスを加えられているところがお洒落に見せるキーポイントです。
先をスッと長く見せてくれるポインテッドに、パンプスの色をコートから足元まで繋げるように揃えられていることで、ヒールの低さをカバーし脚長に見えるよう、工夫をされているのでしょう。
②スリングバック
先月、授与式に出席された際のレティシア王妃ですが、白にレースがアクセントになったミディ丈のワンピースに合わされているのが、シルバーのスリングバックの靴。こちらもMagritのもので、やはりヒールは4cm。
足の甲の中心はストレートカットで、サイドに流れるデザインがクラシックなこちらは、パーティーなどのフォーマルなシーンから、通常の公務に至るまで、色や素材違い(ヌード、ピンク、ゴールドなど)で数足お持ちになっています。トウはポインテッドと、やはりパンプス同様に、細く長く見せることは必須ですね。
レティシア王妃にとってはシーズンレスで活躍。私達にとっても、夏はもちろん華やかな場所では素足で着用、タイツなどと合わせれば今の時期にも履けて、カジュアルからフォーマルまで意外に使えるスリングバックです。
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