皆さん、こんにちは。今日もモヤモヤしていますか?

ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをもとに、日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。

本日は、他人の趣味にモヤモヤさせられたというエピソードをご紹介します。いったいどこにモヤモヤポイントがあったのでしょうか……?

「上から目線」がにじみ出る…?「趣味は人間観察です」にモヤつく理由とは_img0


「私、人間観察が趣味なの」にモヤつく私はおかしいですか?
 

自分でもなぜモヤモヤするのかはっきり分からないのですが……。

と前置きして、モヤモヤエピソードをご紹介くださったのはユミコさん(会社員・50歳)。

職場の人や友人と話していて、「私、人間観察するのが趣味なの」と言われることがあります。まあよくある話で、「ああ、人を観察して色々分析するのが好きなんだね~」と思っていたのですが、なんだかそういう人が増えたなと。あの人もこの人も人間観察が趣味。人間観察ってそんなに楽しいのかな。

大学生の娘も、「ついつい人間観察しちゃうんだよね~」と同じようなことを言っています。うまく言えないのですが、「人間観察」という言葉にはあまり誠意が感じられず、人と真正面から向き合っていない気がしてしまうんです。私の感覚が古いのでしょうか?


こ、これは……。なんだか読んでいてドキッとしてしまいました。私たちはあまり深く考えずに「人間観察」という言葉を使っているのかもしれませんね。

 


にじみ出る「上から目線」。観察って、なんのためにしているの?


まず考えたのは、「人間観察が好きです」と言われたときの、相手の気持ち。

「え、私あなたに観察されているの? そして分析されたり、評価されたりしているってこと?」とそこはかとなく不安・不快な気持ちになるのではないでしょうか。「評価者」と「被評価者」の関係を連想して、ちょっと上から目線も感じてしまいます。就職の面接じゃないのだから、自分のことを第三者的に観察している人と向き合っていると思わされるのは、正直とても居心地が悪いです。

 
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