職場での雑談が業務を活性化する? コロナ時代に求められる雑談力とは

 

リモートワークの普及により、職場から雑談がなくなったことを嘆く声もちらほら耳に入ります。集中力と緊張感でずっと張り詰めていると、たまには周囲の人とくだけた会話をして息抜きをしたくなる。同僚の方々がマチコさんに色々話を向けるのも、そんな「雑談渇望症」のあらわれかもしれません。

 

 
世の中には、職場での雑談が必要なタイプと不要なタイプがいますよね。性格はもちろん、どんな業務を担当しているかによってもタイプが分かれる気がします。私は普段会社員をしていますが、適度な雑談がないとだめなタイプ。仕事が詰まっているときほど、誰かと気楽なおしゃべりをしたくなります。そうやって気分転換をはさまないと、業務に対して近視眼的になってしまって判断を誤ったり、周囲の人たちからのアドバイスを聞く機会を逃したりするという考え方もあると思っています。

ただし、「適度な気分転換としての雑談」と「プライベートのことを根掘り葉掘り聞こうとすること」はまったく別もの。実際、マチコさんは雑談で気分よくなるどころか、ストレスをためてしまっています。

「雑談が業務を活性化する!」という考えで職場でのフランクなコミュニケーションをうながすというのは一案ですが、話題選びには注意しなければならないでしょう。特にリモートワークでは、ノンバーバルコミュニケーション(言葉以外の、表情・視線・声・しぐさなどによるコミュニケーション)が難しいので尚更です。

職場での人との関わり方について、一律の考え方を押しつけられる時代は終わりました。SNSやウェブ会議の普及により、コミュニケーションの手段も日進月歩で様変わりしています。そんな時代だからこそ、「スマートな雑談力」を身につけて、お互いに気持ちの良い環境づくりをしていきたいですね。
 

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構成・文/梅津 奏


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