こんばんは。編集・川端です。「真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室」第95夜をお届けします。

今夜のお便りご紹介します。ペンネームなおちゃんさんからいただきました。

「私はクリスチャンで教会報に寄稿することがあります。亡くなった方への追悼やお引越しの餞別、本の紹介などです。その時にどうも綺麗にまとめようとしてしまい、自分の思いから離れていくのを感じることがあります。文章を書くときの自分の思いと向き合い方の参考になる本があれば教えてください」

文章術の連載を書いている私ですが、自分自身が文章を書くことに悩んだり、気持ちと表現が追いつかなかったりするとき、文章術の本や名エッセイを読むことはあまりしません。なんででしょうね……。お手本的なものを見ちゃうと、よけいに書けなくなりそうだからでしょうか。

代わりに、Netflixなどで(書かなくてはいけないテーマとまったく違うジャンルの)ドキュメンタリーを見たり、Spotifyで最新ヒット曲をランダム再生したりします。心揺さぶられる言葉を浴びると、スルッと書き出せることがあるからなんです。

今日の勝手に貸出カードは作詞家のいしわたり淳治さんの『言葉にできない想いは本当にあるのか』にしました。

Superflyさんの「愛をこめて花束を」や剛力彩芽さんの「友達より大事な人」など、美しく強くキャッチーな詞を書くいしわたり淳治さん。

“誰かが言葉の新しい使い方をしている瞬間に出会うと、嬉しく感じる”

と、まえがきにあります。そんないしわたり淳治さんが嬉しく感じた118の言葉をピックアップしたコラム集です。

 


<今夜の勝手に貸出カード>


【第95夜】どんなに言葉を尽くしても本当の気持ちを大きくオーバーランしてしまう
 


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<次回>
2月16日(水)22時配信予定

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撮影/塚田亮平

 


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