健康状態を知らせる「スマートパジャマ」
同じように健康モニタリングを行うデバイスとして、衣類でも開発が進んでいます。東京大学発ベンチャー企業のXenoma(ゼノマ)が研究を行っているのは、洗濯もできる布状の電子基板。この特性を活かして登場したのが、なんと「パジャマ」!
スマートパジャマ「e-skinSleep&Lounge」は、着用する人の心拍数、体温、血圧、さらに寝ている人の体の向きなどを検出できるといいます。
「スマートフォンなどにも採用されている傾きセンサーと組み合わせればパジャマの着用者がうつ伏せなのか仰向けなのか、座っているのか不自然な体位で倒れているのか、というところまで検出できるという。
外部のデバイスと連携させれば着用者がベッドから起き上がって、どこにいったのかも分かる。家電と連携すれば衣服内の温度に合わせてエアコンを自動調節するといったことも可能になる」
このスマートパジャマ、見た目はまったく普通のパジャマと変わりがないそう。こうしたデジタルヘルスケア商品は介護の現場だけでなく、不測の事態を未然に防いだり、健康を維持するためのごくごく当たり前のアイテムとして、私たちの日常生活に自然と溶け込んでいくのかもしれません。
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