テレビ番組『突然ですが占ってもいいですか?』で親しまれている人気占術家、木下レオンさん。今年2月に帝王占術の奥義を、さらにわかりやすくタイプ別に分類して説明した著書、『木下レオン 帝王占術 決定版』を上梓されました。
東洋の占いでは2月が運気の変わり目にあたるといわれています。そこでレオンさんに改めて2022年の運勢をお聞きすると同時に、帝王占術の活用の仕方を教えていただきました。前編・後編の2回にわたってお届けします。

 

木下レオン
占術家。福岡県出身。占い師一家に育ち、幼少期よりさまざまな占いを学ぶ。「四柱推命」「九星気学」をベースに、「宿王布陣」「人相学」といった多種多様な占術と「神通力」を融合した、独自の占術「帝王占術」を編み出す。10年以上の会社員生活の後、飲食店を経営する傍、お店で無料占いを行い、その的中率が大評判。努力と占いで「運命は変えられる」という持論のもと、多くの悩める人たちを救ってきた。さらに精進すべく修行をし、得度を受けて僧侶となる。
フジテレビ系のテレビ番組『突然ですが占ってもいいですか?』で人気を博し、芸能界でも占ってほしいというファンが多い。
著書『浄化&開運で最強運を手に入れる 木下レオン吉方位の旅』、『木下レオン 帝王占術 決定版』(ともに株式会社東京ニュース通信社/発行、株式会社講談社/発売)が好評発売中。
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暗中模索から新たな芽が出てくるとき
あらゆる意味で二極化する


── 今年もスタートして早2ヶ月近くが過ぎようとしていますが、2022年の運勢はどんな年になりそうですか? 

今年は十二支でいうと「寅年」にあたりますよね。一口に寅年といっても実はいろいろな種類があるんです。その中で今年は「壬寅(みずのえとら)」という年にあたります。
「壬」というのは「妊娠」の「妊」という字にも含まれているように、「生まれる」という意味があります。
しかも、2022年は36年に一度めぐってくる「五黄の寅」でもあるんですよ。
「五黄の寅」というのは、とても強い運気をもっています。
つまり、2022年は「壬寅(みずのえとら)」と「五黄の寅」が重なっているということです。

 

それを占いで読み解いてみると、2022年は吉凶混合の荒れる年になるでしょう。
この流れは、2020年の「子年」から始まっています。
子年は十二支の中で最初の干支ですよね。子年の「子」は、「一」と「了」が組み合わされた字。「一」は始まり、「了」は終わりを意味する漢字ですから、子年というのは何かが始まり、それを完了するまで諦めないで行うための最初の年、という意味があるんです。
ですから子年に目標を決めるというのはとてもいいわけです。

その次は「丑年」に入ります。丑年は発展の前の段階。「丑」の字は「紐」という字にも入っているように、紐を編むようにコツコツと努力して少しずつ伸びていく様子を表しています。
そして、寅年にようやく芽が出てくるわけです。
といっても、寅年は「夜明け前の寅年」とも表現されるように、まだ夜が明ける直前の寒くてうす暗い状態。その中で今一度、自分のことやこれからの人生のことを考えて、何かを一歩始める時期に入ったということです。

さらに、今年は36年に1度の「五黄の寅」ですから、寅年の中でも勝負の年にあたります。その勝負に勝つか負けるか、天から吉凶がはっきりと判断される年になるわけです。
いろんな意味で二極化される年になるでしょうね。
寅年は金運を司る年でもありますから、お金が入ってくる人とそうでない人もはっきりと分かれます。貧富の差も激しくなってくると思いますよ。