こんにちは! 悩み相談のlifeコーナーの原稿を担当させていただいております、ライターの山本奈緒子です。

今回、新たなゲストをお迎えしましたのでご紹介させていただきますね。
かねてより質問の多かった更年期問題、婦人病の不安、年齢による体調の変化etc. そこでご相談に乗っていただいたのは、産婦人科医で、女性ライフクリニック銀座院長の対馬ルリ子先生です。女性の病気やホルモンについて勉強したことがある方なら、一度は対馬先生のお名前を目にしたことがあるのではないでしょうか。

対馬先生は、周産期学、ウィミンズヘルスが専門。産婦人科や周産期センターを経て、2002年にウィミンズ・ウェルネス銀座クリニックを開院されました。翌年には女性外来を推進する会である「女性医療ネットワーク」を設立。女性医師の方たちと連携して、女性のための医療や健康管理の情報を発信、女性たちの体に対する意識を啓発してこられた方です。

婦人科検診を受けることの大切さ、低容量ピルによる生活と綺麗のコントロール、また女性がかかる可能性の高い婦人病知識など……。今では多くの女性がこれらのことを知るようになっただけでなく、抵抗なく婦人科外来を訪れるようになりましたが、実はそのようになってきたのはここ十数年のこと。それは、対馬先生の長年にわたる尽力のおかげでもあったのです。

そんな対馬先生に、今回は、とくにmi-mollet世代特有の体の悩みについて相談に乗っていただきました。女性の体の基本が分かるだけでなく、日頃から自分の体の状態を知りケアをすることの大切さを痛感するお話がいっぱいです。いつまでも元気で綺麗で輝いた人生を送るためにも、絶対に読んでもらいたいと思います!

tobioさんからの質問
Q.
筋腫との付き合い方について

ずばり更年期です。病院とは無縁でしたが、最近、体調が悪く婦人科を受診しました。筋腫があり、手術でもよかったのですが、40代半ばでしたので閉経療法を選択しました。全6回中1回目の注射を打ち、2回目を待っている状態です。副作用として更年期症状、骨粗鬆症など……。どれがそうなのかわからない現状です。珍しくない筋腫、どのように付き合っていけばよいのでしょうか……。

特別ゲスト 対馬ルリ子先生の回答
A.
かかりつけ医とコミュニケーションを取りつつ
自分でもしっかり勉強しましょう

筋腫の症状や進行を抑えるために、ホルモンを一時的に下げる治療が始まっているんです。まず、40代まで病院と無縁だったというのがショックですね……。日本人は、我慢ができないときだけ病院に行くという考えが強いのですよね。残念なことに。これは医者側にも責任があって、病気しか見ない、という傾向があったからでもあるんですよね。

でも今は、かかりつけの医師を持ち、定期的に相談・診察を受け病気を予防していく、という考えが主流。フランスだと、10代からかかりつけの医師と接することが当たり前で、更年期についても、20代、30代という早い年齢から勉強しているのですよ。ですから40代になってようやく受診というのは、とても心配になります。何より、そうやって飛び込みで訪れる病院は、忙しくゆっくりと診てくれない恐れもありますから。

ですからtobioさんも、今の医師をかかりつけ医師と決めたなら、密なコミュニケーションをとるようにしてください。さらに自分でも勉強をして、女性の体に関する知識を増やしていってください。今は本もたくさん出ていますし、ネットで調べても様々な情報が出てきますから。

そんな大前提を念頭に置いていただいたところで、ご心配の筋腫についてお話いたしますね。

おそらく、今診てもらっている先生から筋腫については説明があったはずだと思います。まずはその内容を、しっかり消化してください。そのうえで、自分でも勉強をして。ひとくちに筋腫といっても、その説明は簡単ではありません。1から説明しようとすると、1時間以上はかかりますから、医者もすべてを伝えられるわけではないのです。

もちろん今から勉強されたのでも、遅くはありません。日本女性の平均閉経年齢は51歳ぐらいですので、tobioさんはまだ5年ほどあります。それまでに知識を蓄えるといいでしょう。その勉強の中で、50歳を過ぎると女性ホルモンの働きが落ちて筋腫も小さくなってくる、といったことも知ることでしょう。

むしろ今回の筋腫発見は、女性の体のことについて勉強しようと思ういい機会。しっかりと勉強して、ケアをされて、いつまでも元気な体を維持してくださいね!

いかがですか?
対馬先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE
  • 対馬 ルリ子(つしまるりこ) 1984年、弘前大学医学部卒業。東京大学医学部産婦人科学教室助手、都立墨東病院周産期センター産婦人科医長などを経て、2002年にウィミンズ・ウェルネス銀座グリニックを開院。2003年に、女性外来を普及させるため「女性医療ネットワーク」を設立する。全国の約600名の女性医師、女性医療者と連携し、女性の生涯にわたる健康維持のため、様々な情報発信・啓発活動をおこなっている。『女性ホルモンで世界一幸せになれる日本女性』(マガジンハウス)など、著書も多数ある。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る