「私は仕事ができない」と落ち込んでいたけれど…


CC中村:麻衣さんが力不足を感じたのは、具体的にどのような場面でしたか?

麻衣:「数字を追う」ことがすごく苦手なのですが、データで裏付けをしながら、自社にも取引先にもメリットのあるプロモーション施策を考えることに難しさを感じています。また、前職はアナログな会社でしたが、現職はネット系のPR会社で。ITシステムやWebマーケティングの知識を身につけるのにも苦労しました。

 

CC中村:そうだったんですね。逆に10年勤めていた前職では、どんな力を身につけてきたと思われますか?

麻衣:前職では、やはり取引先との関係構築力が身についたと思います。会社からも評価されていたスキルですね。

CC中村:取引先との関係構築では、具体的にどのようなことを意識されていたのですか?

麻衣:そうですね……長くお付き合いをしていただくためにも、取引先にとって付加価値が高く、新しいチャレンジとなるような提案をしようと心がけていました。そのためにも、相手のニーズの把握や競合他社のリサーチは欠かしませんでした。

問いかけから見えてきた、自分らしい仕事の工夫


CC中村:なるほど。ほかにも工夫されていたことはありますか?

麻衣:プライベートでも、常に情報収集をしていました。SNSを見ているときに、あわせて競合他社の商品をチェックしたり、最近流行っている物に触れたりして、アイデアをストックしていましたね。

CC中村:とても素敵な工夫ですね! 麻衣さんは、日々情報を自分の中にストックしていらっしゃるんですね。

麻衣:取引先が、私自身の関心も高いエンタメ分野の商品を扱っているということも大きいかもしれません。興味があるので、日頃からたくさんの情報に触れていますし、ユーザーの気持ちになってプロモーションを企画するのも苦ではないですね。