40代からパリ生活を始めた無類の食いしん坊・井筒麻三子が、「のんびりゴロゴロしてても、美味しいものが食べたい〜」と考え出したレシピから始まった、お料理連載。ゆる〜っと簡単なのに、小洒落た美味しいものが作れるから、お料理が苦手な方、「今日の献立を考えるのが面倒」という時にこそ、ぜひ作って欲しいお料理が揃っています。
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今回のレシピは、高級ホテル リッツ・パリの料理学校で学んだレシピをアレンジした、レモン風味のマッシュルーム入りリゾットです。といっても、リッツ・パリで習ったのは「タラのコンフィ&スペルト小麦のクスクス風」だったのですが。コンフィはまあなんとかなるとしても、スペルト小麦のクスクス風を家で作るのは工程が複雑すぎて無理〜! と思い、リゾットに変更してみたのでした(なので厳密に言うと、教わったわけではない……)。
生米から作るリゾットも「大変では」と思われがちですが、時間がちょいとかかるだけで、作り方自体はとても簡単です。基本は、みじん切りにした材料とお米を炒め、水分を少しずつ加えて、お米がアルデンテになるまで煮るだけ。気になった時はいつでもお米の硬さを味見してチェックできるので、実はご飯を上手に炊くより簡単かも? と思うくらいです。
以前はひたすらお鍋につきっきりで作っていたのですが、今回リッツの料理教室に参加して、蓋をすればちょっと放置も可能なのね〜とわかりました。ただ、ずっと鍋底をそのままにしておくと焦げ付いてしまうので、水分を加える際には、底の部分をこそげとってあげて下さい。
そして風味づけにするレモン汁の量は、大さじ1/2〜1としました。レモン好きな我が家では大さじ1がちょうどいいのですが、酸味が苦手な方には、すこーし酸っぱいと感じられるかもしれません。ですので、まずは大さじ1/2から始めて、お好きな酸味に調整してみて下さい。
動画ではコンフィと一緒に食べましたが、正直リゾット単体でも美味しいのです(笑)。うちのオットの人はこのリゾットを作るたびに「やったー!」と喜ぶほどで、女性はもちろん、大概の男性、子供さんにも喜んでいただけるのではないかと〜。
レモンでさっぱり、マッシュルーム入りリゾット
材料(二人分)
・玉ねぎ 1/2個
・にんにく 1/2片
・マッシュルーム 4個
・米 150g
・オリーブオイル 大さじ2
・白ワイン 50ml
・鶏がらスープの素 大さじ1
・水 400ml
・レモン汁 大さじ1/2〜1
・パルミジャーノ・レッジャーノ チーズ(すりおろし) 20g
・レモンの皮すり下ろし 少々
・塩、胡椒 適量
作り方
1 玉ねぎ、マッシュルーム、にんにくをみじん切りにする。
2 鍋を中火にかけ、オリーブオイルを加え、玉ねぎを炒める。玉ねぎに油が回ったら塩をひとつまみ加え、にんにく、マッシュルームも加えて炒める。
3 2に米を加え、米全体にもしっかり油が回るまでよく炒め合わせる。
4 3に白ワインを加えて混ぜ合わせ、アルコールを飛ばす。
5 4に鶏がらスープの素、水100mlを加え、混ぜ合わせたら弱火にして蓋をする。
6 5分後に水100mlを追加して、底のこびりつきを削ぎ落とし、また蓋をする。これを繰り返し、約20分、米がアルデンテになるまで煮る。
7 6がアルデンテになったら火から下ろし、パルミジャーノ・レッジャーノ チーズ、レモン汁を加えて混ぜ合わせ、塩、胡椒で味を整える。
8 7を器に盛り付け、レモンの皮をゼスターですりおろして全体に振りかける。
「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエストも、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ!」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。
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